(3) 好きなことで運動リハビリするのが一番!
 

2022年3月10日(木)

入院であんなに体力を落としたのに、

好きなダンスになると、体幹を使って動けることに驚き!

どこからそんな体力が!?

 

 

 

運動リハビリ: 好きなことで体力回復が一番!】

 

夫は大学時代からダンス(学連) をやっています。

社会人になってからは、仕事でカナダに行った時に、イギリスから教えに来た先生 (ブラックプールの当時の審査員長)にダンスの才能を見出されました。日本人は4ビートから8ビートがギリギリだったのに、夫は16ビートで動けたことに驚いたようだ。

日本のトップなのかと聞かれたそうだ、日本では一次落ちのアマチュアであることを伝えたら、

「ブラックプールのプロの試合に出ろ、俺が審査委員長。カナダ国籍を取得し、カナダ代表選手として試合出てに出たらファイナリストには残れる」と言われたらしい。

 

カナダ滞在期間中は、プロのダンサーも教えていたそうで、

教室のオーナーからはカナダのダンス教室の運営も任せたい話が出て、国籍取得の準備もされたそうなのだが、

昭和時代のサラリーマンで家庭持ち。残念ながら日本に帰って来た。

 

 

人生で一番楽しかった、嬉しい思い出なのだそうだ。

今でも、世界のトップダンサーの動きを解析できるのも、同じ流派の踊り、

その時に自分がやった練習で動けていたからなのだそうだ。

 

 

会社をリタイアしてからは、好きな社交ダンスに費やす時間が増え…自分時間を楽しんだのだという。

そんな中で、罹患した希少がん「後腹膜脂肪肉腫」。

もう踊ることができないかもしれないショックは、相当のものだったのだろう。

 

 

◆◆◆

 

 

3/9(水)は、公営ジムでごく軽い筋トレを行う予定でした。

というより、公営ジムまで行くことが目標だったんです。

しかし、偶然その日に「社交ダンスの練習会」を開いていることを知り、踊らなくても良いから雰囲気だけでも味わったらということで入りました。結果、会場に入って大正解でした。バレリーナのように細くなった体が”そこそこ”動く。

しかも、体幹を使って動いたから、本当に驚いた!!

 

 

「カナダでやってきたダンスが本当に楽しかったんだなぁ」

 

 

病気になって筋肉が落ちても、動きは体が覚えている

「好きなことでリハビリをすると、こんなにも効率的なのか」と驚かされた出来事でした。

お腹の大きな手術傷が、引っ張られて痛いのではないかと心配しました、「大丈夫」と返事。

興奮して痛みを感じていないのでは?と思ってしまった。

 

 

休み、休みではあるが、13:00~16:00まで頑張った。ありえない体力。

で、私の動きまで注意して修正してくれる余裕…。「昔取った杵柄(きねづか)」とはまさにこのことだ…。

 

 

翌日は、疲労で3時間以上昼寝をしていました。楽しかったのだから良かったとしよう。

3ヶ月ぶりの社交ダンスなので、大はしゃぎも仕方ないけれど、
今後は体力配分も考えて、動かないと…。

 
 

ダンスの練習会に参加したことで、ほかにも良い影響がありました。

 

食欲増進 → 夕食のごはんを初めておかわりした。

好奇心の復活 3ヶ月ぶりにダンスのビデオも見始めた。

腹筋が使えた 咳ができた。ダンスで腹筋を使う怖さから開放されたのか、食事でむせた時に、腹筋を使って思いっきり咳ができた。これも今日が初めて。

 
 

夫が元気に過ごすためには、社交ダンスは今後も絶対に必要と感じました。

夫から、社交ダンスを取り上げたら、ただのおじいちゃんになってしまう。

 

 

(3) 好きなことで運動リハビリするのが一番! おわり