2022年2月17日(木)
視野を狭くする
【マイナス思考】
私の摂食障害は、信頼関係の崩れから起こったような気がする。
26~33歳ぐらいまで。拒食の期間が長かった。自分で拒食に気付かず、家族からは痩せて色々な洋服が着れて良いね…と。今の夫にそれを話したら、とても憤慨して自分が今置かれている健康状態を自覚しろと叱られた。このまま自力で、食べられなければ1ヶ月以内に死ぬ可能性も否定できないと、主人が知人の医者から忠告を受けたという話を知ったのは、何年も後のこと。マイナス思考って、自分の体も破壊するから怖い。
自分の「鎖国的な日本人のマイナス思考」を変えたのは「海外」。てっとり早かった。
2週間ほどの滞在だったけれど、行く前と行った後とでは、人が変わったようだと言われた。
ありがちな言葉だけれど、「視野」が広がった。
さらに、タイのバンコク。黄色人種の国で、いろんな国の人、宗教が共存できている国。
日本に帰って来てから、色んな人とコミュニケーションが取れるようになった。
人に対する許容範囲がとても広がる。
人から諭されなくても、街の生活がそれを教えてくれる。
ないものねだり
【自分の体型は変えれない】
ダンスでの無いものねだりは特に強く出てしまう。
日本犬(私のこと)が、「毛並みが長く、華やかな顔立ち、足の長い貴族犬 ”アフガンハウンド”」にはなれない。色んな犬種がいる。みんな個性。人もそう…。と自分に言い聞かせつつ、
ダンスを踊っているときは、身長が170cm以上あって、手足も長くて、顔が小さい…9頭身の女性は衣装も映えるし、それこそモデルのよう。
で、私は低身長で胴長で、6頭身…、この2人がフロアで隣り合って踊ったら、勝てないよね。
だから、高さでは勝負をしない。「滞空間を作る」
これも、2015年ぐらいから、体の大きい人達がみんながやり出しているから、
こうなるとお手上げ!勝負できない。あとは…どれだけ長く踊り続けられるか。
音楽性で踊れることを目標にしている。
容姿・体型を、無いものねだりはしない!
ないものねだり
【健康なカラダ】
ダンスのリーダーである夫は、74歳。カナダで世界トップのコーチャーの助手をやり、国際試合(ブラックプール)に出るカナダ国籍のプロ選手のコーチをしていた。日本で成績をもらえないなら、カナダ国籍で出場しろと…決勝6位には入れると…当時ブラックプールの審査委員長から言われたらしい。本人は昭和時代のサラリーマンだったので、趣味に生きるはしなかった。しかし、当時の審査委員長から実力を認められたのは、誇りのようで、趣味としてずっとダンスを続けてきた。
しかし、「後腹膜脂肪肉腫」という希少がんに罹患。カタカナの「ト」の字に大きく切開。
腹筋も切ったし、腸腰筋も切って一部麻痺が生じている。
ダンスでいったら、相当にショックが大きい。入院で体力が大きく減退した。
今までのように滞空間を作って踊れるかは分からない。
しかし…、以前の自分とは比較しない。そして…、
他人の健康をうらやましがらない!
ないものねだり
【夫に嫉妬しない】
私は、夫に勉強、事務処理、日曜大工、コミュニケーション能力にダンスと…、
かなうところが一つもない。対抗するのはやめよ。夫は家族である。
摂食障害を起こしている若い人達に言いたい。
あなたの若さには、私は戻れない。
若さがどれほど羨ましいか
~ 時間を大切に ~