幼稚園からの友達でした。今時珍しいでしょう。
年に二回か三回会って、同業ということもあり、話しました。仕事の愚痴。言い合って、お互い本当にそうだよねと慰め合って、仕方ない、また頑張ろうぜと別れました。
美術の先生で、彫刻家なのがびっくりな、小柄でおとなしいタイプでしたが、実は「ダメなものはダメなのです」という【心の力持ち】でした。なるほど彫刻家。地味にコツコツ進めていき、知らないうちにまわりの人に「なるほど」と思わせてしまう。教師としてとてもうらやましい素質を持っていました。
棺にあった生徒たちのメッセージはニックネームで呼び掛けた、心からのものばかりでした。
口うるさいおかんみたいだったけど、自分たちを見ていてくれて、考えてくれてた。
教師冥利に尽きるメッセージをたくさん送られていました。だけど…面と向かっては絶対言われない言葉。まだまだ言わせたくなかった。まだまだ口うるさいおかんみたいにしていて、されていて欲しかったな。
最近は仕事の上で責任が重くなって、なかなか生徒たちの側を守るのが大変だよ。と言っていました。
私は逃げた人間だから、負い目があり、ただ話を聞き、120%応援するしかできなかった。
逃げずに頑張っている彼女が、眩しくて、偉いなってあと一歩踏み込まなかった。もっと話を聞いてもっと一緒に怒って戦う作戦を共に妄想すれば良かったな。
最前線から逃げた負い目はいろんな活動で埋めようとしている今、戦友の思いを少しでも受け止めて行く。それでいい。かな…。
