サッカー野郎
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ブンデスリーガ 第8節  ドルトムントvsシャルケ 目に止まったユルゲン・クロップ采配

ブンデスリーガ 第8節 

ドルトムントvsシャルケ

目に止まったユルゲン・クロップ采配




毎度おなじみルールダービーである。

怪我人の多いシャルケもさることながら、
ドルトムントも怪我人だらけ。


ドルトムントはサイドバックにグロスクロイツを起用し、
左は怪我のブワチコフスキーに変わってライトナーを起用してきた。

香川が抜けた後のドルトムントの台所事情は
あまりわからないわけだが、

これだけ主力が抜けては、
試合をする前から結果が決まっていたかのようだった。


それは試合開始から顕著に現れていた。


昨シーズンまでのドルトムントなら、
前から激しいプレッシャーをかけ、

高い位置でボールを奪って
ゴールにつなげるといったサッカーをしてきた。


しかしこの試合では、
おそらくボールの奪いどころが決められず、
まずディフェンスを安定させてから攻撃に入るという
形になっていた。


それでもディフェンスは安定せず、
開始5分ほど過ぎたあたりに、

グロスクロイツと内田が
マッチアップした時点でサイドの脆さが露呈された。

内田がドリブルで上がり、
わずかにボールタッチが大くなってしまった場面、

本来のサイドバックのシュメルツァーなら、
楽にボールをかっさらったことだろう。

しかしグロスクロイツは、その内田のスキに対し、
ボールを奪うことができなかった。


これで内田はやれると確信した。

ドルトムントもこれでは左サイドがやられると思ったのだろう。

ドルトムントで昨シーズンでは見たことのない3バックにして、
ベンダーを中央に入れてフンメルスを左サイドのカバーに当てた。


それでも内田は、グロスクロイツの裏に
開いたスペースをついて高い位置まで攻め上がり、

ロングボールをトラップした後下がり目にいた
ファルファンにボールを渡す。


ファルファンは中央にセンタリングを上げ、
ドルトムントがクリアしたところに
アフェライのダイレクトボレーが炸裂した。

内田が起点となった先制点だった。


ドルトムントはさらにフォーメーションを変え、
右サイドバックのピスチェクを左サイドバックに、

3バックの中央に入っていたベンダーを
右サイドバックにしてきた。

ボランチにはライトナー、左にグロスクロイツ、
右にペリシッチを配置。

これで最低限の安定は確保できた。

その後のドルトムントは、攻めはイマイチながら、
守備は安定してきた。


後半、ドルトムントは、セットプレーから
1点差に追いついたが、同点にすることはできず。


シャルケも、最後の得点機にフンテラールが
ドフリーで抜け出し、ゴールキーパーと1対1となったが
ドリブルが大きくなり、シュートまで持ち込めない。

またチャンピオンズリーグの再現で、シャルケの自滅か、
とも思ったが、ここはうまくまとめてきた。


現戦力では、共にこのような戦い方となってしまい、
厳しいものもあるが、リーガもCLも勝ち抜いていけるだけの
力を持ったチームである。

代表選手が多いため、
国際試合もこなさなければいけない
選手たちの疲労や怪我で、

チームとしてのパフォーマンスが落ちてしまうのは
残念ではあるが、その中でも監督の采配が
随所に見られたのは面白いところだった。

とくにユルゲン・クロップは、18歳の選手を起用したり、
右サイドバックのピスチェクを試合の中で左右に位置させたり、
あらゆる手を講じてくる。

さすがにチームを連覇させた監督である。

いつかは日本人監督が、このような舞台で
指揮をとっている姿を見たいものだ。


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日本代表VSブラジル代表 日本代表とブラジル代表との差

日本代表VSブラジル代表

日本代表とブラジル代表との差




本来なら前回の記事の続き、
『フランスVS日本 その3』を更新するところだが、
今回は16日に行われたブラジル戦について。


正直、日本代表が大敗を喫したことで、
あまり文章を書く気にはなれなかった。

おそらくヤフースポーツやスポーツナビ、
スポルティーボなどの文章を書いている人たちも
そんな気分だったのではないだろうか。

今の日本代表は、たとえブラジル代表と対戦しても、
そこそこやれる、そんな思いだっただろう。

過去のセレソンと比べて若干メンバーレベルが落ちること、
FIFAランキング、若手が多いことなどから、
そういった希望を抱くのも当然のことである。


しかしこの日のセレソンは本気だった。

日本代表を強いと認めた上で、
確実に勝つためのサッカーをしてきた。


予選がないということもあり、
フレンドリーマッチといえど、
ワールドカップのシュミレーションとして
試合に望んできた。


この日本代表とブラジル代表の一戦で私が感じたことを
ほとんど代弁しているような記事が下記の記事である。


「こんなに楽しい試合は久しぶり」
惨敗のブラジル戦で本田が見た風景。



本田が言っていた記事を見たからというわけでもないが、
私はブラジルと日本にそれほど大きな差はないと思っている。


私なりに感じたブラジルとの差は3点ほど。


1、決定力の差

2、メンタルの差

3、攻守の切り替えの差


まず1の決定力の差について。

これは誰もが思ったことだろう。

ブラジルのシュート精度は高い。

おそらくブラジル代表のシュート精度は、
ナショナルチームとしては世界1高いと思われる。


前半に日本代表が放ったシュートのどれかが
決まっていれば、おそらく近差の勝負になっていた。

当たり前だが、それだけ決定力は試合を
左右することなのだ。


しかし問題はシュート精度ではなく、
シュートを打たせてしまう状況にもっていかれたこと。

ブラジルの1点目のシュートは内田がヘディングのクリアを
オスカルに渡してしまい、そこから開いた中盤に入ってきた
パウリーニョに決められてしまった。

そしてカカのポストにあたったシュートも、
攻め上がった内田がトラップミスをし、
それを一気にカウンターでカカのシュートまで
持っていかれたものだった。

ミスをしていなければ、
互角の勝負を繰り広げていたかもしれなかったのだ。


だからといって内田がそれほど悪かったとは思わない。

内田はネイマールをほぼ完璧に押さえて仕事をさせなかった。

確かに内田のミスは多かったが、
前半ネイマールが仕事をしたのは、
内田が攻めがってトラップミスをした時に、
カウンターでカカにパスを出したときだけだった。


後半は内田に変わって酒井を入れ、
ネイマールの対応に苦労していたし、

引かれたブラジル相手に
淡白な攻撃を繰り返すだけの、
見るに耐えない内容だった。

ディフェンスを食いつかせるパス、トラップなどは
見る影もなく、縦パスは通らず、パスミスは目立ち、
ちぐはぐな攻撃を繰り返すだけで時間が過ぎていった。


2つ目のメンタルの差について。

試合の立ち上がりはお互い気持ちを張り詰めた、
共に「主導権を渡さない」と緊迫したものだった。

そして互角のサッカーをしていた。

しかしブラジルの1点目、2点目こそミスからのものだったが、

試合の中で、日本がブラジルの攻めに怖さを感じ、ほんの少し
ディフェンスラインを下げただけで分厚い攻めを繰り出してくる。

フランス戦でもそうだが、ほんの少し怯むだけで
これくらいのレベルの相手になると致命的なものとなる。


この差を埋めるためには、どれだけ絶対に負けられない戦いの
経験をするかになってくるのだ。


問題はどうやってこの経験を得るかということである。

アジアと日本代表のレベルを考えると、
アウェイはまだいいが、ホームでこの経験はできない。

アジア予選で絶対に負けられない戦いをするとなると、
アジア予選であたるチーム全てが世界のトップレベルに
なってせめぎあいをしなければ難しい。

したがって、日本代表各選手が、
クラブチームに戻った時に、いかに危機感を持って練習、
試合をこなすかが重要となってくる。

たった一つのミス、トラップ精度不足、
ドリブル精度不足、シュートミスなどが、
失点につながるくらいの考えでプレーしていかなければいけない。

できれば本格的にそういった経験ができる
ビッグクラブでのプレーが好ましい。


3つ目、攻守の切り替えの差について。

日本の攻守の切り替えは、他のチームに比べても早い方である。

しかしこの日のブラジルは、守備をしているときにすでに
攻撃を考えながら守備をしていた。


そしてボールを奪うと間髪入れず前線にパスを通す。

そういった意味で、日本はブラジルの対応に1歩遅れをとっていた。

したがって対応がゴテゴテになっていた部分があった。

これも、個人個人のプレーの中での意識の差だけなのである。


このように3つほど差を感じたわけだが、
どれもそれほど大きな差ではなく、2年の間に
埋められなくもないものである。

だが、これらがほんの少し甘いだけで、
この試合のように大きな差となることもまた事実。


この試合のブラジルは日本の特徴をよく
知った上でその対応をしてきた。

チーム力としても高いものがあり、FIFAランキング14位とは
思えない強さを感じた。

そんなチームを相手に試合ができたことは、
大変大きな収穫だったと思うし、
より高い目標に向かってさらに成長できると思う。


今後の日本代表の成長に期待したい。



それにしても、テレビカメラのアングルは最悪だった。

一番周りの状況やテクニックが見たい場面で、
ドアップとなり、全体アングルに戻った時には
すでにシュートを打った後だったり、
ファールの笛を吹かれたあとだったり。

どこの映像制作かはわからないが、
こんなカメラアングルは二度とゴメンである。


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フランスVS日本 日本代表は、フランス代表にとって格下だったのか?

フランスVS日本 その2

日本代表は、フランス代表にとって格下だったのか?





デシャン監督は会見でこうも言っていた。

『相手が格上ならまだ落ち着けるが、
今日はそういう試合ではなかった。』

⇒デシャン監督の会見内容についてはこちら


会見内容を見ると、日本代表を
格下だと表現しているようにも思える。

はたして日本代表は、フランス代表にとって
格下だったのか?

これがイングランドなどのチームであれば、
こういった発言はしていないだろう。

確かにFIFAのランキングや、今回の試合内容を見れば
そう考えるのかもしれない。

しかし、次に日本と対戦するときも
格下として考えるなら、また同じ結果になるだろう。


フランスのレキップ紙が、
フランス代表と日本代表の選手採点をしているので参考までに。


レキップ紙の選手採点

[日本代表]
GK 1 川島永嗣 6.0
DF 5 長友佑都 7.0
DF 15 今野泰幸 6.0
DF 21 酒井宏樹 5.0
DF 22 吉田麻也 5.0
MF 7 遠藤保仁 5.0
MF 14 中村憲剛 5.0
MF 17 長谷部誠 4.0
FW 8 清武弘嗣 4.0
FW 10 香川真司 5.0
FW 11 ハーフナー・マイク 3.0
DF 6 内田篤人 評価なし
FW 9 乾貴士 評価なし
MF 13 細貝萌 評価なし
MF 20 高橋秀人 評価なし

[フランス代表]
GK 1 ウーゴ・ロリス 4.0
DF 2 マテュー・ドゥビュシ 5.0
DF 21 ローラン・コシールニー 5.0
DF 5 ママドゥ・サコ 5.0
DF 22 ガエル・クリシー 5.0
MF 20 エティエンヌ・カプエ 4.0
MF 11 ムサ・シソコ 5.0
MF 12 ブレーズ・マテュイディ 5.0
FW 14 ジェレミ・メネス 5.0
FW 9 オリビエ・ジルー 4.0
FW 10 カリム・ベンゼマ 5.0
DF 15 クリストフ・ジャレ 3.0
MF 8 マテュー・バルブエナ 5.0
MF 17 マキシム・ゴナロン 評価なし
MF 19 クレマン・シャントーム 評価なし
FW 18 バフェティンビ・ゴミ 評価なし
FW 7 フランク・リベリ 評価なし


この評価を見る限り、フランスのスポーツ紙などは
まっとうな評価を下しているようである。

私個人としても長友がマン・オブ・ザ・マッチで
評価が一番高いのは納得できる。


長友がこのように終盤に活躍ができるのは、
彼が切れることのないスタミナを持っているからだ。

これはもはや言わずと知れたことかもしれない。

2010年のアジアカップ決勝では、延長戦に入って
オーストラリアの左サイドを切り崩し、
何度もセンターリングを上げてきた。

そして今回も同じく、疲れの見える
フランスディフェンス陣の左サイドを切り崩し、
センタリングを何度も上げていた。

試合終盤の相手が疲れてきたときには、
長友の絶え間ない運動量が炸裂する。

試合が長引けば長引くほど、
長友の良さが出てくるのだ。


それではフランス戦の試合回顧。

その3につづく。


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