仕様書のない製品、開発者のいない製品 | だるまのだまる戯言

仕様書のない製品、開発者のいない製品

なんでも製品には取扱説明書というものがある.
詳しい原理をのせている場合と、概略のみを
記したものがある.

クライントには明かされることは無いだろう
設計指針や部品選定のための仕様書というもの
は存在するはずなのだが、往々にして無いこと
がある.

さらに製品組み立ての際の手順は、伝承に近い
方法で雛形が作られるとき、どうしてこの手順
でこの方法を用い検査調整するのかを想像または
推測しなければならないことがある.

いちばんやっかいなのは、作った人すなわち、
開発者が退職されたり、転職して場合である.
動けばいいマネシタ電器としては成り立つが、
それが測定器などの実験装置の場合にクライント
の素朴な質問にアヤフヤに答えなくてなならなく
なる.