昨日からお盆の準備で忙しかった。

何をするわけでもないが、私の体に染み付いている子供の頃からのお盆の習慣。


子供の頃、祖母とご先祖様を迎えにいく、

そして、ほら、帰ってきたよ、

今、家にご先祖さまがいるからね、静かに過ごすんだよ。

騒がないで、ご先祖様を敬い、

ありがとうと手を合わすんだよ、と。


仏壇を綺麗に飾り付け、果物や料理を並べお線香をあげる。


気持ちが厳かになり、敬う気持ちが自然と生まれる。


ずっとずっと、そうして生きてきた。

祖母が亡くなり母が受け継ぎ、その母も亡くなり今は私が受け継いだ。


去年は夫の新盆だったから、親戚や友人たちが来てくれるので結構気を使ったが、今年は普通にしようと思い、はでな飾り付けはよした。


一番身近な夫が亡くなり、魂という存在を信じるようになった。


家にご先祖がいる、と言っても姿形が視える訳ではないし、心の問題だったけど、

夫の場合は、もちろん姿形は視えないが魂はいる、と断言してもいい!


必ずいる、と信じている。


お盆に限らず、咳払いが聞こえたり、もちろん夫の声だ。

床にお線香の欠片が落ちていたり、拾っても拾ってもまた落ちていたりする。


初めは、なんでこんなところにお線香が?

それも、1㌢にも満たないものが落ちているのか不思議だったが、魂が必死に自分の存在を示しているのではないか、と思い至った。


心配するな、オレはいつもお前の側にいる。

分かってるか、オレは必ず見守っているんだぞ。

と、ばかり言いたいんだろうな。

お父さん(夫)ありがとう(泣)


分かっているよ、だっていつも私を見ていてくれるじゃない?

そして、私を助けてくれるじゃない?


朝、雨が降っていてもお父さんにお願いすると必ず出勤時間には雨が止むじゃない?


バイクで危ない目にあっても必ず回避できるじゃない?


偶然と言ってしまえばそれまでだけど、

みんなあなたのお陰と思っているよ。


今日から3日間、祖母父母、そして夫と水入らずに過ごそう。