6月27日 17時00分 大宮

 

今日は。。。

 

当初よりかなり遅れてのオイラの42枚の『ソウル』サイド深堀編が、ようやくできたのでアップします。本当は15日ぐらいには出来上がる予定だったのですが、手こずりました。

 

この間、虎は交流戦で負け越し、現在5連敗進行中だし、ディスクユニオンのインディオルタナ館のセールも、どーせ参戦しても買えん値段だろうと思っていたら、その遥に上の高額に顎が外れそうになるぐらい。。。。

 

どーにも、こーにも、心がムシムシしてシャキーんとしない6月です。

 

で、本題です。

『マイ・モッズ』サイドとして42枚。

そして『マイ・ソウル』サイドとして42枚。その42枚は、こんな感じで選出してましたね。

ダウン

 

 

 

ここから深堀です。

 

MY SOUL SIDE

上2列

CURTIS MAYFIELD / CURTIS 1970

シカゴソウルの巨人、カーティスのソロ第一弾。『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』とどちらを選ぶかで悩みに悩みましたが、ザ・ジャムもカバーした『MOVE ON UP』が収録されているのでファーストにしました。ダンサブルで華やか。。。に加え、適度にブルージィって感じが都会的でカッコイイのです。これぞシカゴソウル。

 

TERRY CALLIER / WHAT COLOR IS YOUR LOVE 1972

フォーキーでメロウ、ジャジーでメロウ、ソウルでメロウ。。。。シカゴ・ソウルのもう一人の巨人の70年代の傑作です。ジャケも最高。当時のシンガー・ソングライター好きの一部の好事家によって知られ、当時のソウルファンには届かなったかった原因はフォーキーでジャジーだから。80年代には引退にまで追い込まれた。が、時代は巡る。レアグルーヴによって見出され、90年代から亡くなる2012年までに全盛期を迎える。その全てのキッカケは、後追いで、この作品を聴いた者たちの身震いから始まったのさ。

 

DONNY HATHAWAY / LIVE 1972

ジャンルに関係なく数多あるライヴアルバムの中で頂点にあるのがコレになるか。ライヴハウスの息遣いまで堪能。A面がロス、ハリウッドのトラウバドゥーアー、B面がNYのビター・エンドのライヴ。当時にタイムスリップしますね。2014年に未発音源を追加して完全版でとしてリリースされ直しましたが、曲数足りなくても、オイラはこの盤の方が好きなのです。

 

MARVIN GAYE / I WANT YOU 1976

自分にとってマーヴィン・ゲイと言えばアレではなくてコレ。この作品で聴けるアーバンメロウな感じは、この時代のAORに呼応。ブラックAORの最高峰かなと思う。元々はリオン・ウエアの2作目だったのをマーヴィンが気に入って自作の次作として買い取り。タイトル曲は多重録音による自身のバックコーラスが主旋律を歌い、リードヴォーカルが崩して、別ラインで歌い上げて絡めて行く。。。この『からまり』具合。これが本当のエロカッコイイなのさ。

 

STEVIE WONDER / THE SONGS IN THE KEY OF LIFE 1976 国内盤

1972年作『MUSIC OF MY MIND』から続くスティーヴィーの集大成的作品が『THE SONGS IN THE KEY OF LIFE』なのです。ワンダーマジックが満ち満ちてタップり聴けます。全曲名曲ですが、一曲上げるなら『BLACK MAN』。プライドと怒り。オレに向かって言ってみろ。。。。と立ち向かう奴らに叩きつけているのは、己のソウル。

 

SMOKEY ROBINSON % THE MIRACLES / GOING TO A GO-GO 1965

『THE TRACKS OF MY TEARS』で幕を開ける。もうそれだけで泣けてくるのさ。

 

FOUR TOPS / SECOND ALBUM 1965

4人が4人ともリードヴォーカルを取れるトップ。だから4人のトップでフォートップス。それでも格で言えば、60年代モータウンの最強ヴォーカル、リーバイ・スタッブスが横綱。

バックを務めるファンク・ブラザース、ソングライター・チームのH-D-Hも最高の楽曲を提供。60年代モータウン最重要作。

 

ISLEY BROTHERS / 3+3 1973 再発盤

70年代のファンクバンドを時にヴォーカル&インストゥルメンタルと言う呼称で言う事がある。その呼称を体現したのが、アイズレーのコレ。3人の長兄コーラスに3人の楽器担当の弟達との合体で『3+3』。ブラックミュージックを聴きたい。ならば、この作品から聴け!は30年来変わらないオイラの持論なのさ。

 

EARTH WIND & FIRE / THAT'S THE WAY OF THE WORLD 1975 国内盤

この作品以後のEW&Fを評価する声が根付いた悪癖が残る日本。犯人はロキオンの社長か?この前作品はジャズだからと斬り捨て発言を繰り返して聴かない壁を作ってしまった。が、本当のEW&Fの魅力はこの作品に至るまでの作品群にある。『HEAD TO THE SKY』とどちらを選ぶかで悩んだけど、EW&F最強のナンバー『アフリカーノ』が収録された事で本作に軍配。アースでレアグルーヴな視点で選べば、この曲が最高峰。10万円出して有難がる激レア、レアグルーヴ作を買うぐらいなら、2000円も出せば入手可能なこの作品で悶絶しろって事です。

 

JAMES BROWN / IN THE JUNGLE GROOVE 1986

基本シングルがJB、基本ライヴがJBなだけにアルバムで1枚選ぶのが難しいですが、この86年作のこのファンク作は格別。1970年頃の楽曲をDJ、ヒップホップ、ブレイクビーツ視点で選曲した編集盤なんですが、結果的に屋台骨のドラマー、クライド・スタッブフィールドの映える曲が選ばれ、バラつき感が全くない。ビースティ・ボーイズ好きなら、元ネタ満載で笑い転げるだろう。

 

中2列

DYKE & THE BLAZERS / DYKE'S GREATEST HITS 1969

小型JB。小型だが破壊力はJBと同等か。恐ろしい。聴くヒトが聴けば60年代ブリットロックを聴く感じで聴けてしまうのですが、それはキレ味抜群なギターのカッティングと骨太なベースがまるで初期スモール・フェイシズのようだから。90年代以降のファンク、そのディープファンクの神髄、源流を辿れば、横綱はJBだとしても、そのJBの手前で仁王立ちしているのがダイク!となる。SHOTGUN SLIM, WE GOT MORE SOUL、そしてアイズリーのカバー、IT' S YOUR THINGにRUNAWAY PEOPLE。蹴り、締め、寝技に、反則技とファンクの決め技総編集なのです。

 

JOHNNY BRISTOL / STRANGERS  1978

これほど爽やかな曲、他にあるのだろうか。。。。っぐらいイントロのアコギが気持ち良いソウルナンバー『STRANGERS IN THE DARK CORNER』が一押し曲ですが、いつまでも知り合う事のない関係を歌った哀愁曲だったりするのです。かつてオリラヴ田島氏も好きな作品に揚げてましたね。

 

LOU COURTNEY / I'M IN NEED OF LOVE 1974

フリーソウル人気曲『I DON'T NEED NOBODY ELSE』は、まさにジャケの如し。

哀愁。カフェで一人。、、、このたたずまい。この男の心境が刺さりっぱなしのです。

 

LEON WARE / ROCKIN' YOU ETERNALLY 1982

裏『シルク・ディグリーズ』。タイトルナンバー『ROCKIN' YOU ETERNALLY』の思い届かぬ哀愁もほろ苦く身に沁みます。

 

ROY AYERS UBIQUITY / EVERYBODY LOVES THE SUNSHINE 1976

ロイ・エイアーズには他にレア盤、人気盤はありますが、ド定番となれば、コレ。ジャジーでメロウ。ジャケもオシャレ度高め。ポジティヴなエナジーに満ち満ちたタイトルナンバーに抗うなんて無理な話しさ。

 

山下達郎 / SPACY 1977

RCA時代で一枚選ぶなら、コレ。半透明帯が初回盤。白帯はセカンドプレス。『LOVE SPACE』から始まって『SOLID SLIDER』で終わる。完璧な展開。再発されようが、半透明帯付きオリジナル盤こそ、最高なのです。

 

SLY & THE FAMILY STONE / THERE'S A RIOT GOIN' ON 1971

邦題は『暴動』。揺れる星条旗。何揺れる?戦争さ。当時ならヴェトナム戦争。何に揺れる?家庭崩壊さ。何揺れる?ドラッグさ。揺れに揺れていたアメリカ的価値観。1970年に入っての最初のスライ作品。スタジオに引きこもり、オーバーダヴでレコーディング。自身のバンド、ファミリー・ストーンもポイント参加程度。ほぼスライ自身で作ってしまった。そのスライ自身もバンドを取るか己の創造性を取るかで揺れに揺れていたのさ。

 

GIL SCOTT-HERON AND BRIAN JACKSON / IT'S YOUR WORLD 1976

レアグルーヴ好きならオリジナル盤で持っていないとイケない作品1位となるかな。ライヴ盤なんですが、スタジオ音源よりカッケー仕上がりなのです。ギル・スコットの本業は詩人。黒人詩人の巨匠と言えば1920年代から50年代に活躍したラングストン・ヒューズ。そのヒューズのジャズバンドをバックに詩を歌う手法(ヒップホップの原点です。)を引き継ぎ、ビートニクスの洗礼も受け、そのヒューズの手法を取り入れていた当時の先駆者バンド、ラストポエッツにも感銘を受け、ギル・スコットはストリート詩人として60年代末ぐらいから台頭して来るのです。当時は詩人でポエトリーリーディングを主体にしていましたが、鍵盤が弾け、歌える事に加え、ジャズ、ブルーズ、ソウル系鍵盤プレイヤー、盟友ブライアン・ジャクソンとの出会いでミュージシャンとしても覚醒します。その集大成が、この『ライヴ』盤には詰まっているのです。

 

MAZE FEATURING FRANKIE BEVERLY / INSPIRATION 1979

愛のインスピレーションから紡ぐコンセプトアルバム。A面1曲目からB面ラストまで、メロウで繋ぐ極上アルバム。メイズはどの作品も格安ですね。どの作品でも、ファンキーでメロウな楽曲が楽しめます。クレイジーケン、横山剣が大好きなバンドに挙げる事でも有名でしょうか。メイズのシルキーでメロウなファンクにハマるとメロウな感覚が自分の中で芽生えます。メロウの神髄なのさ。

 

SOUL SEARCHRS / SALT OF THE EARTH 1974

チャック・ブラウンのバンドでアルバムは2枚リリース。これは2作目。レアグルーヴな『I Rolled It You Hold It』、『Ashley's Roachclip』。後にワシントンDC発のGO-GOと呼ばれるファンクを予感させるBlow Your Whistle』や『If It Ain't Funky』。70年代ファンクの隠れ名盤なのです。

 

CHIC / RISQUE 1979

ファンクに『オシャレ』を持ち込んだ先駆者、それがシック。そのサウンドのアイディアは、ベースのバナード・エドワーズのアイディア。言われるままに何が良いのかさっぱり分からなかったと言う程、ギターのナイル・ロジャースはもっとジャズ的に自由にギターを弾きたかったのです。だから、このバンドの主役はバナードなんです、本当は。

『GOOD TIMES』のカッコ良さは普遍も、『A WARM SUMMER NIGHT』が聴きたくなるのさ、、、の、季節の到来ですね。エレガント・ファンクの最高峰です。

 

RUFUS FEATURING CHAKA KAHN / ASK RUFUS 1977

チャカ・カーンも42枚選ぶなら外せない。ソロか、ルーファス時代か。ルーファス時代では『MASTER JAM』が教科書的には選ばれてますが、どうなんだ?と思う程に過剰プロデュースされていて好きじゃないんです。ならば、コレ。大好きなナンバー『CLOSE THE DOOR』で聴ける軽く『あしらう』ような歌いっぷりのカッコ良さ。チャカ・カーンってヒトは、曲を邪魔せずソウルを注入できる希代のシンガーなのです。『EVERLASTING LOVE』も最高ですね。

 

下2列

KENNY DORHAM ./ AFRO-CUBAN 1957 再発盤

80年代半ばに英国で起きた『ジャズで踊るムーヴメント』。映画『アブソリュート・ビギナーズ』も公開(1986年)される程、『ジャズで踊る』は当時のオシャレなトレンドだったのです。その中で人気があったのが、ケニー・ドーハムのこの作品収録の『アフロディジア』やホレス・シルバーの『NICA'S DREAM』。

 

HERBIE HANCOCK / MAIDEN VOYAGE 1965 再発盤♪マーク

スピリチュアルでメロウ。壮大なスケールで描くタイトル曲は大海に挑む男達のロマンと哀愁の歌さ。ジャケも最高ですね。

 

DONALD BYRD / PLACES AND SPACES 1975

ラリーとフォンセによるマイルズ兄弟のプロダクション、スカイハイ・プロダクション。

そのプロダクションの生み出した最高峰にいるのが、この作品。ブルーノートがNYからロスへ移転し品番がBN-LAで表記される時代は、ブルーノートに非ずと唾棄された時代があったのです。そんな評価もレアグルーヴでひっくり返される。今ではバードの代表作となった。

 

LONNIE LISTON SMITH AND THE COSMIC ECHOES / EXPANSIONS 1975

ロニー・スミスとロニー・リストン・スミスは違う。別人です。が、両者とも鍵盤プレイヤー。だから混同する。前者はオルガン、後者はフェンダーローズ。自身のバンド、コズミック・エコーズとの諸作(1973年~76年の6作)はどれも傑作だけど、1作だけならコレ。

タイトル曲はジャミロクワイのルーツにもなるか。トロピカルなテイストも盛り込んだ夏のファンクが聴けます。

 

PHAROAH SANDERS / AFRICA 1987

クラブ・ジャズ、レアグルーヴで多くの者に知られるようになったファラオ・サンダース。セルフカバーとなる『YOU'VE GOT TO HAVE SOME FREEDOM』を再収録も、ここで聴けるバージョンの方に軍配ありか。イントロで爆ブロウするサックスの猛々しさ。それは。自由でありたいヒトの渇望さ。

 

MARLENA SHAW / WHO IS THIS BITCH, ANYWAY ? 1975

ブルーノートのロス時代の代表作。が、作品の舞台はロスではなく、NYマンハッタンの場末のバー。大人のナンパの気怠い会話。男をあしらう魅惑の女性。ハイヒール。膝上。。。。パム・グリアのような容姿を想像してしまうね。カッケー女性のカッケージャズヴォーカルものと言えば、この作品が横綱です。

 

ARETHA FRANKLIN / YOUNG, GIFTED AND BLACK 1972

アリーサ自身の書下ろしナンバーが4曲収録。その内の1曲がレディ・ファンクの最高峰『ROCK STEADY』。チャック・レイニーの突き上げベースのエグさ。を、叩いて受けるのはバナード・パーディ。ソウル界、最強のグルーヴライン・タッグの72年の音が聴けます。

 

MINNIE RIPERTON / ADVENTURES IN PARADISE 1975

子守歌『LOVIN' YOU』収録のソロ2作目『PERFECT ANGEL』を選ぶか本作かで悩みましたが、75年のソロ3作目にしました。この作品では『LOVIN' YOU』と人気を分ける『INSIDE MY LOVE』が収録されていますね。作品を通して途切れることなくAOR的なアーバンでメロウなサウンドが堪能できます。ギターにラリー・カールトン、鍵盤でジョー・サンプル参加。

 

DEE DEE BRIDGEWATER / JUST FAMILY 1978

マリーナ・ショウ、ミニー・リパートン、チャカ・カーンが70年代に入って台頭した女性シンガーなら、もう一人選ばなければなりません。それがディーディー・ブリッジウォーターです。アルバム1曲目のタイトルナンバーで炸裂するホーン不要のハイオクターヴ・ヴォーカルは、挙げた3人と双璧かそれ以上です。ベースにスタンリー・クラーク、鍵盤にジョージ・デューク参加。

 

SADE / PROMISE 1985 

シャーデー。1985年の2作目。究極の淡く危険な不倫ソング『THE SWEETEST TABOO』収録。ボッサでジャジーに気怠いヴォーカル。これが初期シャーデーの魅力。当時26歳だったシャーデー・アデュ。スタカンと並び、後のアシッド・ジャズ、レア・グルーヴへの架け橋となった作品かな。ジャケも好きなのです。

 

D' ANGELO / BROWN SUGAR 1995

90年代ソウルの金字塔。ヒップホップソウル、ニュー・クラシック・ソウルだのの呼び名を生むキッカケとなった作品。マックスウエル、女性ならエリカ・バドゥ、メアリー.J.ブライジなどもシーンをけん引したが、1枚選ぶなら、ディ・アンジェロのコレ。ニュー・クラシックと呼ばれるクラシックの部分は、70年代ソウルのクラシック、スティーヴィーからの影響を色濃く感じる作品です。

 

NEW MASTERSOUNDS / KEB DARGE PRESENTS THE NEW MASTERSOUNDS 2001

90年代にヒップホップ的アプローチで蘇ったソウル、R&B。2000年代に入ってレアグルーヴ的アプローチからファンクも蘇ります。その先陣を切ったのがニュー・マスターサウンズ。ノーザンソウルDJ&ダンサーからファンクの求道者的DJに転身したケブ・ダージ。そのレアなファンクを『ディープ・ファンク』と名付け、レーベルも運営し、今の時代に今のバンドでケブ好みのファンクを蘇らせるようと企画したのが、この作品。ジャズファンクギターのレジェンド、グラント・グリーン的アプローチにオルガンも噛ませ、リズム隊はJB系で叩き込む。

ファンクの鬼、ケブ・ダージが渾身のファンク魂を惜しみなく注入し、それに見事応えた作品なのです。この作品がキッカケで、その後、現行ファンクバンドを追う事になりました。

 

SPEEDOMETER / FOUR FLIGHTS UP 2007

ニュー・マスターサウンズのライバルとなるか。ほぼ同時期に台頭した現行ファンクバンド。初期2作はインスト寄りでしたが、この3作目から女性ヴォーカル率が上がります。

そのバンド名から想像できるようにミーターズの速度増し系ファンクとJB系ファンクの混載が元々の魅力で、そこに女性リードヴォーカルも絡まって、華やかに昇天した作品です。

 

SHARON JONES AND THE DAP-KINGS / NATURALLY 2005

レトロなソウルに適度にファンキー。遅咲きソウルシンガー、シャロン・ジョーンズ。この手のソウルを今のミュージシャンで復活させリリースしているのがダップ・トーンレコーズ。そのレーベルのバンドがダップ・キングス。モータウン内のバンド、ファンク・ブラザース的役割を担って、シャロン他沢山の所属レーベルのバックを務め作品に貢献します。が、最も相性が良かったのがシャロンと組んだ時。この作品はセカンド。シャロン・ジョーンズの最高の1枚です。

 

THE BAMBOOS/ 4 2010

今のミュージシャンによるファンク&ソウルの復興の波、ディープファンクの勢いは世界中に行き届きます。勿論、オージーにも。数多くの現行ファンクを生み出す事になるオーストラリアの現行ファンク・シーンでけん引したのが、バンブーズ。彼らも最初の2枚はインスト中心のファンク。3作目から希代のソウルシンガー、カイリー・アドリストと組みます。その3作目『SIDE STEPPER』もこの『4』と甲乙つけがたい作品です。個人的好きな曲の多さで『4』としました。

 

MARCOS VALLE / CONTRASTS 2004

御年80歳にして今尚あれこれ現役。デビューは1963年。ボッサの時代からその時代の音と向き合いながら作品を生み出していたのがマルコス・ヴァーリ。が、90年代後半からの作品は、適度にジャジーでボッサでAORでブラジリアンな感じへの作品性に特化して行きます。粋で伊達、遊び人風情は昔から。だから全く重鎮感がない。それがカッコイイのさ。でも、本当はどれぐらい重要なミュージシャンかと言えば、山達とかポール・ウエラー級かな。

 

SABRINA MALHEIROS / DREAMING 2011

アジムチ(アジムス)のベース、アレックス・マルヘイロスの娘、サブリナ。ブラジリアンなテイストも残しながら、シティポップ的なファンキーさ、70年代ソウルな感じも混在した織り交ざった傑作。

 

INCOGNITO / BENEATH THE SURFACE 1996

多作のインコグニート。どの作品も素晴らしいけど、それじゃどの作品から聴いたら良い』のさとなるか。春夏秋冬って季節感で選ぶなら春で『WHO NEEDS LOVE』,

夏で『TALES FROM THE BEACH』、秋で『AMLIFIED SOUL』、そして冬に『BENEATH THE SURFACE』となるか。オイラは晩秋から初冬のロンドンへ誘い、D面ラストで真冬へと展開するこの作品がお気に入りなのさ。

 

NICOLA CONTE / FREE SOULS 2014

現行でソウルに現行でファンクが復興。。。ならば、現行でジャズ。それもハードバップの復興にも流れが来たのが2000年代。特にヨーロッパ発の現行ハードバップの波は、日本では『夜ジャズ』となってクラブシーンで沸き立った。そのマエストロ的存在が二コラ・コンテ。この作品では適度にジャジーでハードバップでソウルで。。。。まるでスタカンの如くの洒脱さを遺憾なく発揮。

 

MARIO BIONDI AND THE HIGH FIVE QUINTET / HANDFUL OF SOUL 2006

ファイヴ・コーナーズ・クインテットを取るかハイ・ファイヴ・クインテットを取るかで迷いましたが、ハードバップ系男性ジャズヴォーカルの復興にも貢献した本作を選択。粋、伊達で『決め』まくり。

 

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さて、如何でしょうか。

お求め安いモノ、やや高いモノと混じってますが、激レアな作品はないかと思います。

6月はレコード釣り上げ出来てませんが、7月になれば、虎同様に運気も変わるでしょう。

 

それでは。。。