1月7日 大宮 17時15分

 

今日は。。。

 

昨夕の予告通り、2021年の年間釣り上げ(お買い上げ)ベスト10の発表です。

こんな感じとなりました。

ダウン

 

10位 山下 達郎 / MELODIES 1983年作

 

9位 SWIM DEEP / WHERE THE HEAVEN ARE WE 2013年作

 

8位 FOUNTAINS OF WAYNE / WELCOME INTERSTATE MANAGERS

2003年作 *2020年初アナログ化


7位 DEVONNS / THE DEVONNS 2020年作

 

6位 STEREOPHONICS / YOU GOTTA GO THERE TO COME BACK

2003年作

 

5位 XTC / NONSUCH 1992年作

 

4位 KING OF CONVENIENCE / PEACE OR LOVE 2021年作

 

3位 HALF MOON RUN / A BLEAMISH IN THE GREAT LIGHT 2019年作

 

2位 PAUL WELLER / ON SUNSET 2020年作

 

 

1位 PAUL WELLER / FAT POP 2021年作

 

そして、泣く泣く圏外になってしまったのが、、、

NICK CORBIN

JOEL SARAKULA

AL SUNNY

MARCOS VALLE

WHITNEY

INHALER

RIDE

 

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如何でしょう?

一番古いモノが山達で1983年。90年代がXTCのみ。後は2000年以降の作品。それも近年作が多めかなと思います。ジャンルで言えば、インディオルタナ系に分類される作品が目立ちますでしょうか。

 

最初に圏外にしたお気に入り作品から考察して行きましょう。

ダウン

NICK CORBINは、NEW STREET ADVENTUREっていうソウル/ファンクバンドのシンガー。バンドが解散となってソロへ。その第一弾となる本作は、ノーザン・ソウル魂炸裂作でした。お見事。JOEL SARAKULAAL SUNNYは、極上AOR作品。MARCOS VALLEの最新作もAORでブラジリアン産。WHITNEYは、時にフォーキー、時にソウルのメロウネスが堪能できるファースト。INHALERは期待の新人バンド、デビュー作。作品は素晴らしい。が、その発売された種類の多さに思う所があって圏外へ。憂き目は、RIDE。名盤『CARNIVAL OF LIGHT』がベスト10圏外に。。。許されない事態ですが、ご勘弁を。

 

幕内です。

圏内、ベスト10も考察してみましょう。

ダウン

10位山達『MELODIES』では、あの曲よりも『メリー・ゴー・ラウンド』。これぞファンク系AORの金字塔のようなナンバー収録。チャック・レイニーと化した恐るべしベースは、 伊藤広規。

 

9位SWIM DEEPは激レア盤。ジャンルはシューゲイザーになるのかな。存在を知ったのは、DEATHさんのブログ。確かCDで釣り上げていたかな。その後にインディオルタナ系を聴くようになり、DEATHさんの過去ブログを再読。その再読時に気に入って、それ以来の捜索となり4年間もかかってしまいました。未来への不安と希望が交錯するナンバーが痛々しくも初々しく鳴り響くって感じがたまりません。7インチ付き限定盤もありますが、オイラのは7インチ無し仕様の通常盤。それでも次回、いつ出会えるのか。果たして日本にアナログ盤が何枚あるのかってぐらいの幻盤。見つけたら、もう覚悟を決めて下さい。

 

8位FOUNTAINS OF WAYNEは2003年の発売時はCDのみ。それが2020年にレコードストアデイで初アナログ化(盤がブラックサイケ柄)。即完売。そして2021年に再プレス(盤が赤と青の2種類)。アメリカン・ギターポップの傑作。オイラのは2020年度盤。1年遅れで釣り上げが出来てラッキーでした。

 

7位DEVONNSは、2020年にデビューしたソウル/ファンク系バンド。底から突き上げるような『こみ上げ』系ノーザンソウルを堪能できます。2020年度に釣り上げていたら、ベスト3内だったかも、、、ぐらいの素晴らしい作品です。

 

6位STEREOPHONICSの、この作品も長らく釣り上げのチャンスに恵まれなかった作品。それなりに見掛けるので、いつでもイイやと後回しにしていたのです。この作品を彼らのナンバー1に上げるヒトが居るのも納得の極上骨太ロックとメロウなバラッドが聴けます。自分が何者で、今、ここにいる事への意味とか、この先なすべき事とか、そんなアイデンティを揺さぶるような内省さと外に向かって立ち向かって行く勇気とか志とか、大切にしたいモノが何かとか。。。その問い掛けの雨を浴びる事になるのでご注意を。

 

5位です。5位は、XTCの激レア盤。釣果報告時に書いた通り、店員さんとUKオリジナル盤の真贋見極めの意見をぶつけ合った上での釣り上げとなったレコード。このレコードも、捜索4年ぐらいかかっての釣り上げ。セールに出る度、高額過ぎて手が出せなかったからです。

XTCがキレの良い極上のギターバンドだった、、、て事を思い出させてくれる作品です。

 

4位KING OF CONVENIENCE。12年振りの新作なのに、バッチリはもって、バッチリかなでる。ブランクやらが生むギクシャクした感じもなく、こんなに見事に合わせられるものなのかって思う見事な調和。収録曲の全てが新曲なのに過去に発表した曲のようにも聴こえてしまうのは、もう彼らのスタイルがスタンダードと化しているからだと思う。ネオアコにサイモン&ガーファンクルとか好きなら、その期待以上のモノが聴けますと請け合います。


3位HALF MOON RUN。釣り上げたのは彼らの3作目ですが、他の全作品が今年度捜索盤の最優先盤になりました。正直、これだけのバンドが、日本でこれほどまでに知られていない事に怒りさえ覚えるぐらいです。年末の12月26日の釣り上げなのに、もう何回聴いたか分からないほどの聴きこみ量となりました。もしポール・ウエラーを釣り上げていなかったら、ブッチギリで1位だったかも。。。

 

2位1位は、PAUL WELLER。言わずもがなでしょうか。(笑)

釣り上げた日から、事あるごとにターンテーブルに乗り、2021年度の我が家の音となりました。もはや、この2枚を分け隔てなく聞いていたせいで、2作で1作って感じの聴き方になったほど。このウエラー2作が指針となって3位のHALF MOON RUNの良さを感じ取れたかなって思う所があります。

フォーキーでメロウ。ブルージィでメロウ。ポップでもメロウ。哀愁、刹那、郷愁、過去と現在と未来、、、色んな思いが消えては浮かび。。。。ウエラー作品とは40年を越す付き合いがあるのです。

 

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如何でしたでしょうか、2021年度の釣り上げベスト10。

ベスト10を選ぶのに苦心するって事は、それだけ良い年だったって事になります。

レコードの神様に感謝です。

2022年、どんなレコードと出会うのか、今から楽しみです。

そして、現在、思案中なのが、新しいカートリッジの購入。

SHUREM44Gを使用していますが、ユニオンのアクセリー館を見たり、、、、

 

それでは。。。