冬の朝。大阪湾越しに淡路島(左)、明石大橋、神戸市街(右)を望む。


 令和3年の社会保険労務士試験が『奇跡』の合格だったのとは異なり、令和4年の行政書士試験の結果は待ち遠しい。合格発表までは落ちたつもりで勉強せよと、予備校は指導する。ところが、試験日の夜の時点で速報で既に合格確実だと分かった。マークシートの択一式と多肢選択式で合格点をかなり越えていた。ブレがある記述式の点数を気にすることはない。


 その後少しだけ民法を復習した。まったく頭に入らなかった。合格確実なのに、もう一度同じ勉強するような心の仕組みではないようだ。たとえば、法定地上権の成立・不成立の細かい判例は忘却の彼方に消えた。


 試験の翌日、『事業再生士補』の講座を申し込んだ。それから法律科目の範囲を倒産法に拡げるとともに、民法の担保物権と、会社法の株式と事業再編を深めることができた。そこは行政書士試験のWeb講座を再視聴したが、物足らなかった。


そうだ! 行政書士は登竜門だったのだ。


そこから深めて行かなければならない。行政書士資格だけで当面の生きていける、つまり十分な利益が出せる人は皆無と言って良い。頭デッカチにはならないように気を付けつつ、関係分野の知識を充実させておきたい。

 

 事業再生士補の全21回のウェブ講座を1ヶ月で聴き通して、2周目に入っている。財務会計は数回通して、やっと頭に沁みてくる。このやり方は社労士と行政書士の受験勉強で使った。せっかく安くはない受講料を支払ったのだから何度も視聴したい。私は根っからのケチだ。


つづく