いばらき自民党県議会議員の村上典男でございます。


先の「東海原発再稼働の是非を問う県民投票条例議案」に対して幾つかのご指摘や意見を頂いたので

私のエネルギー政策や原発に対する考え方を記しておきたいと思います。


第一に県議会での自民党議員の議論の中心は「9万筆の署名の重みは非常に重い」、

この機会に改めて日本のエネルギー問題と原発に対する議論や勉強会を進める必要がある。

 

更に日本政府や原発関係者、県の担当部局はもっと県民に情報提供を行うとともに

広く県民の意見や考えを集約する努力をすべきである。
 

次に9年前の福島第一原子力発電所の事故による被害が多方面に及んでしまったことで、

実際に「県民投票」した場合「再稼働」反対が多く出るだろうというのは予想しえる。

 

しかし、電力を使う全ての人が、日本のエネルギー問題を自分のことと捉え、

原子力エネルギーに対して正確な歴史や知識を学び直す機会を作る必要があると考えてい
る。


更に政府筋が「再稼働」容認の中で、組織として存在しているいばらき自民党又は一議員が異を唱えるには、

組織を抜けるか、バッチを外す覚悟が必要であることは言うまでもない。

 

個人的にはもう少し自由にやってもいいような気がしているが、

責任政党である自民党の議員としては、「原発を進めるのも、辞めるのも自民党でなければ出来ないと考えている」


個人的なエネルギー政策について所感を述べさせていただければ、世界のエネルギー事情は石炭、石油、原子力、自然エネルギーと変遷してきた。

 

またそのエネルギーの争奪がもとで数々の紛争や戦争が繰り返されてきた。


茨城県に原子の火が灯り、潤沢な電力により国道6号線の整備をはじめ、鹿島開発などの企業誘致などにより県民の暮らしが豊かになったことは否めない。

 

現在、原子力の分野では「HTTR」などが世界に先駆けて完成しているが、原発アレルギーが強い中での新設は相当厳しいものがあると予想している。


個人的には、これからの日本のエネルギーはメタンハイドレードをはじめとする天然ガス、水素エネルギー、フリーエネルギーなどが主役とならなければならないと考えています。
 

特にメタンハイドレードは太平洋側、日本海側に1000年分以上の埋蔵が確認されているので、これからの開発に大いに期待をしているところである。

 

これらの第5次、第6次のエネルギー革命が起きるまでの間、

今の原発を「次のエネルギーが出来るまで、日本人の手でいかに保全して行くかが最も重要である」と考えています。