いばらき自民党県議会議員の村上典男です。

 

以前から危惧していた世界的問題について書いておきます。

2020年6月議会で一般質問から取り下げたテーマです。

 

アフリカ東部から発生した「サバクトビバッタ」の脅威は現地だけの問題ではなく、世界的な問題になりつつあるということです。

 

1平方キロメートルの群れに最大8000万匹の成虫がおり、1日に3万5000人分の食料を食べる「世界でもっとも破壊的な害虫」(FAO)

数千億匹から数兆匹に増殖したバッタは現在アフリカ、インドにまで到達、中国に迫る勢いです。

 

かつての日本においても享保の大飢饉、天保の大飢饉は一説に蝗害こうがいによるものと言われています。

 

北海道開拓の最大の敵はバッタであったということはあまり知られていません、つまり人が生きてきた歴史の中において「昆虫」は最大の脅威であったのです。

 

梅雨が長く気温が低いと「ウンカ」や小昆虫が大量発生し植物の樹液を吸い枯死させてしまうのです。

ちょうど今年の梅雨がその状況と酷似しています。

 

コロナ渦の脅威と戦いながら2020年も前半が過ぎました。

後半は夏と秋を迎えます。

コロナの第二波に備えながら、作物の収量を決める大事な季節、害虫、害獣、病気などから作物を守り、冬の備えをしなければなりません。

 

何故ならいくら化学が進んでも食料を作り出すことはできないからです。