北山不動尊小堂建立趣意書
2011年3月11日,
1200年以上も多くの崇敬者に愛されてきた北山不動尊が
東日本大震災により、壁や床が落ち、倉庫の屋根も壊れたため、
やむなく2019年3月に撤収されました。
北山不動尊は、天台宗養福寺を開基された徳一法師に随行していた行者が、
養福寺の別当として宝亀8年(西暦777年)に、建立されたものと伝えられています。
その歴史は1200年を悠に超え、大東亜戦争時代には
「身代わり不動尊」「弾除け不動」として日本中から祈願者が絶えなかったと言われています。
1971年、観光道路建設に伴う堂宇移転建設から約50年、
多くの信者有志から信仰されてきましたが、2019年3月をもって撤収されました。
北山のお不動様は大日如来様が人々を守るための教令輪身となった不動明王であり、
人々を災害、病気、苦難、煩悩の厄難から守り、悪心、悪業を戒め、
人々の安全、幸福、繁栄を与える神として1200年以上にわたって、
地域の人々から「北山のお不動様」と崇敬されてきました。
その崇敬者の拠り所である、北山不動尊を失ってしまったのは残念至極であり、
何とか再興できないかとの声が上がっております。
この度、天台宗養福寺、晃隆和尚を顧問としての協力のもと、
「北山不動尊小堂建立」を目指し、実行委員会を結成することになりました。
依って、敬神崇祖の念篤く、北山不動尊の広きご加護の下、尊いご神縁を結ばれておられる皆々様に、この趣旨にご理解とご賛同をいただき、
格別のご協賛を賜りますよう、ひとえにお願い申し上げる次第であります。
令和2年7月吉日
北山不動尊小堂建立実行員会 委員長 坂上登喜男
〃 副委員長 村上典男
〃 副委員長 野口 正
〃 副委員長 村上寿之
〃 顧 問 池田晃隆
〃 会 計 羽生 力
〃 委 員 飛龍実行委員