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今回はリ・ファリーヌを紹介します。
こちらは国産うるち米100%の米粉です。
製菓材料店で買い物することのある人なら名前は知っているかもしれませんね。
以前はお菓子を作る時に小麦粉の代わりに米粉を使って求める仕上りにするのは難しいというのが常識だったんですよね。
それをひっくり返したのが群馬製粉の発明品「リ・ファリーヌ」です。
ケーキスポンジでもなんでも薄力粉を使うところに置き換えて使えちゃうという…すごいですよね。
私もその存在は知っていたのですが、本当にいつものレシピに代用できるかちょっと不安でした。
やっぱりオフィシャルで紹介されているレシピを作るかウェブで「米粉の○○レシピ」を見付けて作るかしないとイマイチな仕上りになったりしないかな？とか。
だってお米ですよ？
洋菓子の材料にそのまま使ったら膨らまなかったり固くなったりしないのかしら…お団子やお餅に近付いていかない？
特別な材料を足したり水分量や油分量を変えたりベーキングパウダーをたくさん入れたりする必要がでてきたりしないんだろうか？
そんな疑問でいっぱいでした。
なのでそこのところをハッキリさせちゃいます！
今回は…
・ふんわりさせたい代表シフォンケーキ
・サックリさせたい代表シュークリーム
・どっしり揚げもの代表サーターアンダギー
この３つを作ってみることにしました。
もちろんどれも完全にいつも私が薄力粉で作っているレシピでです。
とりあえず袋を開けて粉の様子を見てみると…とてもきめ細かいですね。
ふるわず使えるという噂も聞いたことあるので今回は全部ふるい無しでやってみましょう。
さて最初はシフォンケーキ。
一般的なプレーンシフォンレシピの薄力粉を丸ごとリ・ファリーヌで作ります。
作業性は薄力粉と比べてそんなに変わらないですね。
型に入れてみると仕上り量もほぼいつも通りになりました。
そして焼き上がりは…
おぉ？いつもよりは膨らんでいませんね。
薄力粉の時は型のふちに乗る感じのところまで膨らみますが、今回は膨張率が低いです。
でも型から外す感じなんかはいつも通りで、手で潰すとシュワシャワしてからちゃんと戻りました。
お味のほうですが…
美味しい！
そして多分言われなかったら小麦粉使わず米粉で作ったとは気付けないと思いますよ。
ちゃんとシフォンに求めるふんわふわに仕上がってます。
そしてややしっとり感もありますね。
いやー…驚きました。
いつもパサつくシフォンになっちゃう、なんて人はもう最初から米粉にしちゃうのも手ですね。
かなり食感良く美味しかったので夫婦２人で丸ごと完食してしまいました笑
次に作ったのはシューです。
これもできた生地の様子はいつもと変わらない感じですね。
そして焼きあがったものを見てみると、やはりそんなに変わらないです。
ちゃんと膨らんでいるし、強いて言うなら表面がいつもよりやや滑らかな雰囲気？
クリームを詰めて食べてみると…
お味はほぼいつも通り！
ちゃんとサックリして美味しいです！
ちなみに今回詰めたクリームはチーズクリーム。
小麦アレルギーでカスタードクリームはちょっと…でも生クリームだけだと物足りない…
そんな人にもとてもオススメの簡単クリームですよ。
常温で柔らかくしたクリームチーズ100グラムと砂糖30グラムをよく混ぜ、そこに生クリーム(植物性ホイップクリームでも可)を少しずつ加え混ぜ、均一になったら好みの固さになるまで泡立てるだけです。
アレルギー対応メニューとして作る時はクリームやチーズのほうに避けたいものが使われていないかしっかり確認してくださいね。
いよいよ最後はサーターアンダギー。
これは先の２つに比べて生地に占める粉の割合が多いメニューですね。
しかも揚げる。
ドキドキしながら混ぜて丸めて揚げて…
見た目はいつも通り完成です！
ちゃんと花咲くように口を開いてくれました。
そしてお味ですが、ここでやっとほんのり米粉を感じました。
これもやはり言われなければわからない範囲ですが、表面のザクッと揚がったところからほんのりお米系の香ばしさを感じます。
むしろその香ばしさがあるほうが私は好きですね。
中はパサつかず適度にどっしりと軽やかの間。
今回３種類作ってみましたが、黙って出されて「米粉だね」って言う人はほぼいないんじゃないでしょうか。
正直別物として美味しいみたいな仕上りも覚悟していたんですがそれは無かったです。
説明通り完全に代用できました。
すごい！
なんでもっと早く試さなかったんだろう。
小麦粉で作るより食感も良くて作業性も問題ない…いいじゃないですか。
リ・ファリーヌ、まだ試していない全ての方に体験してほしいです！
超超オススメです！