「睡眠負債」を使う意味
睡眠と健康についての弁理士Mさんと私の或る日の会話(2月7日のブログ)のつづきです。
Mさん 「睡眠負債は睡眠不足の蓄積のことと理解したところ、更に睡眠不足の蓄積は疲労感で表せるという話になってしまいました。」
私 「となると、睡眠負債を使う意味は何でしょうか?」
Mさん 「睡眠負債は睡眠の重要性を啓蒙するためのスローガンだと考えたらどうでしょう。」
睡眠不足は負債と同じで怖いですよ
私 「スローガンですか。」
Mさん 「睡眠不足が続くと、負債が増えるようなものです。負債が増えると倒産します。だから、睡眠不足が続くと病気になりますよ。睡眠不足しないような生活をしましょう。こんな趣旨のスローガンと理解したらどうでしょうか。」
私 「成る程、その通りだと思います。睡眠不足が続くと病気になりますよと訴えるより、睡眠負債というとインパクトがありますね。睡眠負債と聞いただけで、睡眠不足の怖さが伝わります。」
Mさん 「怖いから、早く返済しなければならない。」
睡眠負債の返済のしかた
私 「早く返済しなければと思わせるための用語ですか、睡眠負債は。」
Mさん 「それでは、睡眠負債を返済する方法を考えてみましょうか。」
私 「睡眠負債は誰かから何かを借りて生まれたものではないから、返済の必要がないのではなかったですか。」
Mさん 「そんな話もしましたね。だけど、見方を変えると借りた相手がいますよ。睡眠不足の蓄積は疲労感で表せるのだから、自分自身に睡眠負債を返済するということになりませんか。自分自身の心身の疲労がなくなれば、睡眠負債を返済し終わったと言うことになりますよ。」
私 「睡眠負債が増えることは自分自身の心身の疲れが増えることですから、そういうことになりますね。とすると、睡眠負債の返済の仕方は、自分自身の心身の疲労を取り除くことですね。」
一に睡眠、二に休養
Mさん 「睡眠負債の返済は一に睡眠、二に休養ですね。」
私 「睡眠不足の蓄積による疲労ですから、先ず睡眠ですね。」
Mさん 「睡眠不足が続いたら、必然的に睡眠欲求が強くなります。寝たいときに寝て、目が覚めたら起きる。睡眠負債の殆どは睡眠だけで返済できますね。」
私 「それも、長時間の睡眠をとるのではなく、質の高い睡眠をとることだと思います。
冷え性の方のための簡単快眠法
Mさん 「あなたが提唱されている冬の簡単快眠法は、実に効果がありますね。本当によく眠れます。風邪もひかなくなりました。」
私 「①寝室は暖房機も加湿器も使わない、②寝具は掛け布団1枚都敷き布団2枚、③パジャマは私の特許製品パジャマル
と普通のパジャマズボン、これだけで寝るだけです。特別な事は何もしなくてもいい方法ですから、誰でも実行できます。特に、冷え性の人の睡眠改善に役立っていると確信しています。」(完)