いつもありがとうございます。このコーナーではいろいろ今思うことを書いていきたいと思います。
 
好意的に読んでいただければ嬉しいです。僕は決して太鼓が嫌いで言っているのではありませんから(笑)
 
わかって欲しいのは先輩、師から言われたことを忠実に追求したら自分的にはこう思うということなんです。
 
最近はテレビでも太鼓の演奏を見る機会が多いですね。こう見えてもいろいろチェックしています。
 
前回は日本舞踊のお話をしましたが、今回も続きで。
 
日本の中では結構<型>というところが見る事ができます。
 
例えば武道でも演武がありますよね。
 
太鼓も誰が最初に足を開いて踏ん張る型を作ったのかはわかりませんが、この型がいまいち機能的に
 
なっていないのが現状ではないでしょうか?!
 
単に踏ん張るために足を開くのか、体全体を使って力を的確に伝えるために足を開くかでは
 
ぜんぜん変わってくるのです。
 
簡単に言うと、ONとOFFがあるとするとONとは体に芯を意識して動いている状態でOFFは意図的に
 
この芯を外すことをいいます。
 
何故足を開いて立つのか。状態を反らすのか。最初に型から覚える事が多いので機能が付いてこないの
 
ではないでしょうか?!足を開くと踏ん張りがきくので安定している感じは受けますが、踏ん張っている分
 
体の動きは制限されます。要は腰を入れるうということと踏ん張ることの意味が並んでしまっているのですが
 
足を閉じていても腰は入るのです。
 
この動きが重要で腕のみで動くと瞬発力頼みになりやすく、動きが単調になりやすい。
 
その代わりONの状態でこの前書いた所作を元に動いていくと動きに余裕が持てるようになり訓練することで
 
力を抜いていくことができるようになります。
 
良く今言われている脱力は表向き力が抜けているように見えますが、本当に必要な部分は力が使われて
 
いるので上手な人ほど汗の量が多かったりするのは見た事があるのではないでしょうか?!
 
教室で生徒さんは涼しい顔をしているのに、先生は真っ赤な顔して汗を流している光景をみますが
 
これは正確に力が使われている部分が違うためにおこることが見受けられます。
 
丹田という体の中心を意識しながら動くことを知っている人は以外に機能的に動くことができます。
 
いつか10年後くらいにこのことが普通に行われるようになれば太鼓をとりまく環境も大きく変わるでしょうね。
 
そうすれば<打ちこむ>という大きな音だけの太鼓から音を作るという事に変わることができると
 
思うから。そうすれば訓練することの内容が沢山できてくるので追求することができ、基礎が大きな音を
 
出すよりも深いところに行くことができるでしょう。
 
大きな音を出すことは悪いことではないけど、その楽器の大きな音を知ることは楽器の下から上までの
 
音の質を作る技術を広げる作業でないと楽器家としていつまでも認めてもらえないと思うんですよね。
 
そういう意味では、いま流行りの<表現力>という言葉を本当の意味で皆が考えると良いと思います。
 
日舞と叩くことは必ずしも一致しませんが、動きを知り表現をするというところを知るという意味では
 
学んで損はないことだと思います。型だけでない機能的な動きは芸術にするうえで必要だと僕は思います。
 
これを読んで考え取り組んでもらえたら幸いです。
 
 
和太鼓奏者 関口範章 <吊り桶太鼓>ワークショップ
 
2011年12月23日(金・祝)
東京都・浅草宮本スタジオ
東京都台東区浅草6-21-5 TEL 03-5603-1661
 
<韓国打楽器チャンゴ>の基礎を元に<担ぎ桶太鼓>をアレンジしたオリジナル打法の<吊り桶太鼓>を
レクチャーします。初心者から経験者まで大きなヒントをご提供できることは請け合いです!
 
ここがポイント
Step1>体の芯を意識する
Step2>左右の打面を打ち分ける
Step3>体の動きと打つことを意識する
 
【基本Aコース】
11:00~14:00(3時間)
・定員 4名
・受講料 10,000円
 
*一度<吊り桶太鼓>を叩いてみたかった!思っていた方に楽しく体験していただくクラスです!
 
【基本Bコース】
15:00~18:00(3時間)
・定員 4名
・受講料 10,000円
 
*<担ぎ桶太鼓>を中心に、よりステップアップを目指す皆さんのためのクラスです!
 
【申し込み・受付】
TEL 080-5196-7988
E-mail nori_nori_info@yahoo.co.jp
 
★「お名前」「ご住所」「電話番号」「希望コース」「太鼓経験の有無」をお知らせください。
 
 
どちらもどうぞよろしくお願いします!お待ちしています!