伊勢神宮内宮の「遷御の儀」(せんぎょのぎ)が無事に執行されまして、私は安心しました。
臨時祭主の黒田清子様の御姿が、堂々と、非常にしっかりとされており、まさに伊勢神宮を創建した皇女・倭姫(ヤマト姫・後期のヒミコ)の再来を現代に見ました。
ご誕生からの流れを観ましても、日本の国魂(クニタマ)の神意の奇跡を見る思いがします。

遷御の儀とは、ご神体であり、天照太御神の分神である「八咫鏡」(ヤタの鏡)を新しい正殿に移動させる神事です。
暗闇の中を移動する神事の報道映像を見ていますと、私の脳内に重低音の「ブーン」という霊聴が鳴り響いていました。今更ながら、そのご神体の神威を畏れます。

タの鏡とは、私は「ハウェの鏡」の発音が変化した呼称だと感得しています。つまり、エホバの鏡なのです。古代ユダヤと天皇との交流を夢想します。
私の脳内に視えるご神体・八咫鏡の姿は、黒い色の石に視えます。そして、古代ユダヤで使われた文字が石の表面に刻まれており、
「我、神なり」「神は我と共にある」・・・・などの文字の意味を感得します。

参列者のインタビューでは、ご神体を取り出すために正殿のトビラを開けた時、非常に心地よい風が吹いたそうです。その風がなんとも表現できない気持ちよさであり、自分の意志に反してただ涙が流れ出たとのことでした。
ご神体と、倭姫の再来が現代にセットしたことで、神様の風が吹いたのです。
接近していた台風も、伊勢神宮を避けるようにして遠ざかって行きました。大自然が動くのは、それは地球の意志なのです。

地球の意志により見守られた「遷御の儀」の神意を、今朝の参拝で受け取りました。
多くの方は、自分には関係の無い遠い場所での行事だと思われるかも知れません。
しかし、そうでは無いのです。
昨日に行われたこと(セットされたことは)、
「人類の左脳から右脳への意識の移動」でした。

つまり、日本の記紀神話では天照太御神が、初めて「天空から」人間界に降りる孫であるニニギノミコト(天皇の先祖)に持たせたのが八咫鏡とされています。
そして、八咫鏡の作者は、「石」凝姥命(イシコリドメ)の神とされています。神話でも、「石」と明記されているのです。
そして、聖なる石(=意志)を、これを正殿側からの視点で左側(左脳)から、新しい正殿である右側(右脳)に移動させた型は、
これから人類は、段々と右脳の世紀、つまり心を重視する文明へと変わって行くことでしょう。

最後の締めである、外宮の「遷御の儀」が10月5日に執り行われます。
これが済んだ10月10日の太祝詞(フトノリト)の日から、意志(石)の交代の転写が個人に起こり始めることでしょう。
(フトノリトとは、アマテラスオホミカミの10音の2回連続の20音の意味)

意志(石)の交代とは、金銭の世から(左脳から)、心の世紀(右脳)への転換の始まりです。
人類が良心を選択し始めることに成れば良いなと思います。
他国の代表者がミサイルを撃つつもりでも、ナントナク「止めよう」「意味がない」と変わり、
個人でも良心(内在神)からの行動を自然と選択し始めることが始まることを夢想します。

とても楽しみな世紀が始まる希望の型を、「遷御の儀」から受け取りました。
ただし、大地震への防災意識を持って、静かに見守りましょう。