アインシュタインの憂鬱

アルバート・アインシュタインの名言に「今日、我々が直面している重大な問題は、その問題を我々がつくりだしてしまったときと同じような考え方をしていたのでは解決することはできない」という言葉があります。

・・・世紀の天才、二コラ・テスラは、インスピレーションを受け取ったとき「別の世界から何かが降りてきた」と言いました。
彼は、多分に霊的でした。

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<中間省略>

・・・アインシュタインは、「相対性理論」によって「物質」と「エネルギー」が同じものであることを証明しました。

しかし、なぜか、「物質は同時に波動でもある」という「量子物理学」の考え方を受け入れようとしなかったのです。

<省略>

・・・彼は、「量子物理学が解き明かす世界」が不誠実な人々の手に渡ると、それは、別次元への門(ゲート)を開くことになるので、人類存亡の危機を招くかもしれないと考えていたのかもしれません。

はて、それは証明されました。
次元の門は、開かれてしまった。『色即是空 空即是色』の本当の意味と『あの世』との境界にある幽界の話」にて詳述)

新世界秩序(NWO)元年と奴隷の幸せ

世界は、カオスに突入しました。
・・・反グローバリズム抗議行動は、最初にヨーロッパで火がつき、次第に他の地域に広がろうとしています。

グローバリズムが超過酷な奴隷制度であることは、「グローバリズム」という言葉が影も形もなかった数十年も前から、多くの有識者が指摘していたことです。

著名なジャーナリスト、故ゲイリー・アレンは、著書人間牧場にNOと言おうと人々に呼びかけています。

・・・30年経った今、彼の著書を読むと、その正確さに驚かされます。
「新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)」は、まったくぶれることなく遂行され、世界市民を完全奴隷化する「世界統一政府」は、まもなく姿を現すでしょう。

数年後、奴隷の幸せに甘んじている人々は、今年を振り返って、「2019年が新世界秩序元年だったんだなぁ」と肩を落とし、あるいは、肩をすくめて小声で嘆くのでしょう。

なぜなら、このまま、何もしなければ、数年後には大声を上げる者はほとんどいなくなっているからです。

<中間省略>

・・・予言的なデストピア小説『1984』の著者、ジョージ・オーウェルは、このように言いまし
多くの人が「truth」を「真実」と訳していますが、これは間違いです。
「真実」は人の数と同じだけあって、そこには「真理」などないからです。

ここでは
「truth」 を、あえて「真相」と訳すべきです。

<以下省略>

真相を伝えること、それ自体が「革命」である

<前半省略>

・・・トランプを背後から支えている国家安全保障局(NSA)内部の謎のグループ「QAnon」のリークによって、反グローバリズムの火の手が激しく燃え上がっています。

トランプの出現によって、タイムリミットは少し先に延ばされました。

日本のトランプ支援者たちも、SNSを通じて彼の「ディープステートとの闘い」を応援しています。

フェイスブック、ツイッターに投稿されたテキストは、これらの会社から国家安全保障局(NSA)に瞬時に送られた後、データマイニングにかけられ、大衆の行動予測の分析に使われています。

こうしたマスを対象とする言論活動と、一人一人の購買行動や位置情報などのデータがビッグデータとして一元化されたとき、政府は国民が次にどんな行動を起こすのか的確に予想できるようになります。

ですから、当然のことながら、トランプの成果に対して、大衆がどんな意見を持つようになるのか、とっくに分析しています。

では、トランプ支援者は具体的に何か行動を起こしましたか?
大衆は、フランス人のように蜂起しましたか?

・・・どころか、実効のあることは、ほとんどやっていないのです。

・・・私が、このように言うと、人々は憤慨するかもしれません。

しかし、私憤が公憤に変わり、さらに義憤に昇華しないことには、革命は起こり得ないのです。

大衆の怒りは公憤ですか、義憤ですか・・・

繰り返しますが、ジョージ・オーウェルは、「虚偽がまかり通る時代に、真相こそが革命的行為である」と言いました。

不純物のない真相がコントロールされていないツールを通して広く伝わり、向こう側にいる無数の人々を鼓舞し、これを共有したときに初めて革命が起こるのです。

目下のところ、SNSは、「義」を忘れてしまった人々の心地良い囲炉裏端であり、自分イズムを披瀝しながら賛同者を集めるための気持ちの悪いハッテン場と化しているのです。

自分の行動や言論によって掴んだ変化や現実こそが「truth」であり、他からもたらされたものすべてが幻想です。

そういった意味で「トランプが世界を変えてくれそうだ」と期待するのは愚かなことであり、私たちを洗脳するための手の込んだ仕掛けに違いないと考えなければならないのです。

・・・まず、最初に闘わなければならない相手は、「人々の私憤」を「義憤に昇華することを邪魔している存在」です。
それは、人々の心の中にあります。