「神社本庁」とは、言ってみれば、伊勢神宮の威光を借りて、宗教法人を偽装しながら日本の神社を「集金装置」にしている政治団体のことですが、いっぽうの「日本会議」の場合は、さらにカルト色が強くなります。

右派の政治学者や文化人で組織されている「日本を守る国民会議」と、宗教団体が結集してつくった「日本を守る会」の二つが合併して1997年に発足したのが「日本会議」。

<中間省略>

・・・これらの人々の宗教的ルーツは、岡本天明の自動書記によって記されたという預言の書「日月神示」で有名になった大本教です。

つまり、「なにもかもが3分の1になるぞよ。日本がいよいよ絶体絶命の段になったとき、神一厘の救いが現れる」という日本の滅亡の後で本当の神代が現出するという神示を教理の根本に据えている宗教です。

「日月神示」とは「神道版・黙示録」と言われている預言を暗号化したものです。
昭和19年(1944)6月10日、成田市の麻賀多神社の社務所で休憩中の岡本天明に降ろされたとされる神示です。

神示を天明に降ろしたとする別次元の高級心霊は「国之常立神」だとテレパシーで名乗ったとのことです。
それを祀っているのが、麻賀多神社内にある末社「天日津久神社」です。

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ここにも、神社ファンの若者たちが平日にも関わらず訪れています。

こうした場所にやって来ると、なぜ「日本会議」が、安倍晋三首相の尻を叩くようにして「改憲」に追い立てているのか、その理由の一端が理解できるのです。

つまり、「外国は一つになって神の国に攻め寄せてくる。アメリカもイギリスは更なり、ドイツもイタリもオロシアも、外国は一つになりて神の国に攻め寄せてくるから、その覚悟で用意しておけよ」という第三次世界大戦の勃発によって、日本がいったんは壊滅的な