男神・アマテル神と対を成す瀬織津姫。

全国各地の龍神伝説と瀬織津姫、そして白蛇信仰とつながり、早池峰から熊野までの「ヒメ旅」の結果、判明したことは・・・


瀬織津姫は「神人合一」という最終ゴールまでの道を示してくれる

早池峰の山岳信仰、白山の白山比咩信仰、そして龍神信仰は、大祓いの神、瀬織津姫に通ずる。

いま、解き明かされる瀬織津姫の謎。


・・・超能力者である神主の頂点に立つ天皇が、なぜ生前に譲位したのか考えてみましょう。

天皇であった明仁は、毎日、神事を行っていたと言われています。

公務をこなしながらの神事。確かに体力の限界を超えた過酷な日常だったでしょう。

・・・上皇となった明仁は、何を知っているのでしょう。

なぜ、彼は生涯をかけて戦没者の慰霊の旅を続けてきたのでしょう。

穢れた地を浄化するために、世界中で祈りを捧げてきたのです。

当然のことながら、生前譲位の理由は体力の衰えにもあるでしょう。
しかし、本当の理由は別にあるはずです。

では、いったい何が理由だったのでしょう?

象徴天皇としての任を解かれて、浄化のための祈りに専念するために他ならないというわけです。

それは、次の大祓が訪れるとき、少しでも多くの分け御霊を残すためです。

つまり、生前譲位してまでも、神事における祈りを強化しなければならないほど、時間が残されていない、と考えるべきなのです。
瀬織津姫と熊野・・・そして、天皇との関係。

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箱根駒ヶ岳山頂の元宮での龍神体験

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・・・自然霊の龍神にも位があって、上は、金龍、白龍、下は青龍、赤龍、黒龍・・・といろいろあるわけです。

・・・しかし、その中でも、だんとつに強い霊気を放っており、いわゆるパワースポットとして脚光を浴びているのが、箱根の九頭龍神社箱根神社、そして箱根神社の奥宮に当たる箱根駒ヶ岳山頂の箱根元宮の三社です。

この三社全体で、日本でも最強の龍神を祀る神社とされているのです。

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(箱根・九頭龍神社。見事な九頭竜の彫り物)

箱根・九頭龍神社のすぐ近くには、白龍大神を祭神とする白龍神社があります。

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もともと、龍神とは、雲を呼び寄せて津波や高波といった大波を引き起こして、人々を災害に巻き込む毒龍(どくりゅう)でしたが、箱根大権現を奉じた萬巻上人に教え諭されて改心し、世のために身を粉にして働く神としての龍神に化身したとされています。

いわゆるスピリチュアル的に言えば、「低次元の波動を持つ禍(わざわい)をもたらす神が、一念発起して高次元の波動を持つことによって、神の経綸を助け、人々の魂を神霊的な波動によって高みに導く自然霊」ということになるのでしょう。

現世利益をもたらす代わりに見返りを求める稲荷と違って、カラッとした性格のやんちゃ坊主のような明るさがあるためか、その人間臭さに多くの里人が惹かれていったのです。

<後半省略>

瀬織津姫は「神人合一」という最終ゴールまでの道を示してくれる

<前半省略>

・・・下の女性像は、岩手県花巻市大迫町にある早池峰湖というダム湖の湖岸に建っている瀬織津姫像です。

早池峰湖の北側の湖岸沿いに走る岩手県道25号線脇にありますが、高さ1メートルにも満たない小さな像なので、ほとんどのドライバーは見落としてしまうでしょう。

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・・・他方、観光目的で堂々と瀬織津姫の名前を出している神社では、箱根登山鉄道の塔ノ沢駅と直結している深澤銭洗弁財天があります。

その由緒縁起には、「速川の瀬に座して悪しき事を大海原に持ち出してくださる位の高い神様です。白ヘビの化身で複数の卵・・・」と説明されていますが、これは白龍のことです。

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「速川の瀬」とは、流れの速い渓谷の上流部では、波が折り重なって奔流となり、渓流が深い谷間をくねくねと蛇のようにのたくっていますが、これこそ、まさに龍神がうねるように暴れまわっている状態を示しています。

・・・渓流の波が折り重なっている状態を、「瀬を織る」状態であることから、瀬織+津(水が湧き出て溢れる様)と名付けたのです。

・・・以上のことから、瀬織津姫は、とてもエネルギーの高い波動の神様で、人間の霊的進化には欠かせない神とされているのです。

それがゆえに、瀬織津姫の存在を隠したい時の権力者たちは、瀬織津姫=禍津日神という図式をつくって、禍(わざわい)をもたらす悪神であると世の中に吹き込んだのです。










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