ベリー西村さんの悪食人から抜粋させていただきました。



3・マックポテトは殺人兵器あのマックポテトですが、すべてアメリカで生産されています。マクドナルドが仕入れたジャガイモは、すべてアメリカでカットしています。カットといいましてもトコロテンの大型機械のようなもので押し出す感じです。次に、カットしたジャガイモに添加物を加えていきます。水素添加大豆油、ベニバナ油、自然調味料(植物由来)、ブドウ糖、酸性ピロリン酸ナトリウム、クエン酸、ポリジメチルシロキサンなどの添加物を加えて、梱包、冷凍したものがパックのまま日本に輸出されます。私もマクドナルドはよく利用しています。お客との待ち合わせで、先方から「駅前のマックで」ということも多く、自然と利用するのですが、ほとんどの場合コーヒーのみの利用です。もちろんフィッシュバーガーやセットも注文することもありますが、マックポテトは   3本程度でほとんど残しています。私には、あれは「おいしい」と思えないのですが、周りを見ますと喜んでおいしそうに食べている人が多いことも知っています。馴染みのあるマックポテトですから、ここは添加剤を詳しく分析することにしましょう。マクドナルド社が公表した添加物、水素添加大豆油、ベニバナ油、自然調味料(植物由来)、ブドウ糖、酸性ピロリン酸ナトリウム、クエン酸、ポリジメチルシロキサンなどを一つ一つ検証していきます。 (1)水素添加大豆油マックポテトへの添加物ですが、いきなり不可思議な言葉「水素添加大豆油」が登場しました。そもそもカットしたジャガイモは冷凍して日本に送り、各店舗でフライするのですよね。ではなぜ添加物にいきなり大豆油なのでしょう。しかも「水素添加」っていかにも怪しいです。これは水素添加という複雑な化学技術を駆使した製法で造られた大豆油ということらしく、溶剤抽出法は、原材料に化学溶剤ヘキサンをかけて原材料中の脂肪分を溶かし出し、その後高温下で脱臭、精製、漂白など多くの物理・化学的処理を経て食用油にしたものということです。化学溶剤ヘキサンとはノルマルヘキサンで、これは劇薬です。サラダ油で「圧搾一番絞り」と記載されていない油はすべてこの抽出方法で、危険極まり無いやつです。しかし、なぜ油なんて必要もないカットしたジャガイモに、こんなものを添加するのでしょう。水素添加という技術はナチスドイツが考え出したものです。当時バターが手に入りにくく、液状の植物油を水素化することによりバターに似せたマーガリンというものを創り出したのです。いわゆる人造バターだったのですが、水素化という技術の危険性が当時は解らなかったのです。近年の研究で、水素化すると植物性不飽和脂肪酸から動物性飽和脂肪酸に変化してしまい、心筋梗塞の原因になることが解ったのです。その分子構造がプラスチックにそっくりなため、プラスチック化ともいわれる代物です。そこでマーガリンがとんでもない危険物だと解り、欧州各国では使用停止となっています。マクドナルドがカットしたジャガイモに水素添加大豆油を加えるのは、防菌、防腐が目的だったのです。 (2)ベニバナ油ベニバナ油に含まれるオレイン酸を利用し、粘度調整、デンプン老化防止、食感の改良などの目的で使用されるものです。 (3)自然調味料たん白加水分解物のことです。「味付け」目的で加えられています。タンパク質を塩酸で分解することが多く、その際に塩酸中の塩素が反応して、数多くの不純物ができ、その一つ、クロロプロパノール( 3M CPD)が発ガン性物質に変化するという怖ろしい添加物です。