企業のブラック化の主な原因は株主の圧力

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皆さんは、企業の株主総会に出たことはありますでしょうか?

株券1枚でも持っていれば参加資格があるので、興味のある方は一度出てみるとよいと思います。

そこでは、社会の現実を見ることが出来ます。

大半の株主は、自分が儲けることしか考えてません。

発言内容の多くは

●利益を上げろ

●生産コストを減らせ

●人件費を削れ(リストラや賃金引き下げ)

●株主配当を増やせ

●株主優待を増やせ

企業側は従わないと最悪の場合、株主動議を発動され、現在の経営陣を交代させられてしまうこともあるのです。

つまり、企業側は株主が怖いのです。

なので、株主のための経営をせざるを得ないのが実情なのです。

つまり、株主を儲けさせるために、従業員やお客さんが犠牲になっているのが現実なのです。

●低賃金化

●サービス残業の強要

●仕事のハード化

●高ノルマの押し付け




お客さん側も、近年は価格はそのままで商品の内容量が減らされているのは、ご存知だと思います。

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消費者に気付かれにくい形で、こっそり値上げする【シュリンクフレーション】という手口です。

これは、事実上の値上げなのです。

価格を上げるとバレて売り上げが減ってしまうので、量を減らしたのです。




日本の高額所得者の多くは、株の不労所得で儲けているのです。

株主なんて、実質的には何も仕事はしていません。

つまり何もしていない連中を儲けさせるために、労働者や、消費者が被害を受けているのが現実なのです。

なので、ブラック企業だけを叩いても何も変わりません。

おそらく大手メディアでは、過労死や自殺に追い込まれた事件を取り上げる時は、ブラック企業だけを悪者にしてはおりませんか?

ブラック企業が、直接の加害者である事は間違いありませんが、その理由は株主の圧力によるものなのです。

真犯人は、ブラック企業ではなくて株主の方なのです。

でも、株主は逮捕されることも、責任を問われることもありません。

だから、何も変わらないのです。

大手メディアは、毎回そうですが、近視眼的にさせるために、叩く相手だけを報道して、真の理由には気付かないように視点を操作しているのです。

なので、与えられた情報だけではなくて、それ以外を全体的に、俯瞰的に、根本的に精査しないと真の理由は見えて来ません。




賃金は減らされ

仕事は増やされ

商品は値上げされているのです。

一部の人間だけが得をしようすると、全体が犠牲になることの典型ですね。