まさみちゃん
のサロンのワインセミナーがついに始まりました~
先生は伊澤成典さん。某ワインスクールのセミナー講師やその他ワインに携わるお仕事で
多数ご活躍されている先生の特別セミナーです。
授業は講義45分/試飲45分/ワイン歓談60分の合計2時間30分。
ワインについて間違った解釈をしない、また、自分の好きなワインを上手に選ぶ為に必要な知識を
身につけることをコンセプトとした全5回のセミナーです。
第1回目テーマ:プロローグ ワインのプロフィール
◆ワインとは?
ブドウ果汁の糖分がアルコールに変化した酒類。
⇒原料はワイン用のぶどう(生食用のぶどうは香りが強く味わいが少ない為ワインには)
※近年は発酵のテクノロジーで香りを変えることができる
日本ではモモ等のフルーツワインが多くあるが、それらは税法上は果実酒でワインではない。
◆ワインの種類
・スティルワイン(非発泡性ワイン):白ワイン、赤ワイン
・スパークリングワイン(発泡性ワイン):シャンパン、カヴァ
・フォーティワイドワイン(酒精強化ワイン):シェリー、ポート、マディラ
⇒発酵途中で高いアルコールを加えると発酵が止まる
・アロマタイズドワイン(香味付けワイン):ベルモット、サングリア
⇒ワインに何かを漬けるなどする
◆ワインとブドウの関係
・白ぶどう(皮が黄色のぶどう)⇒白ワイン
ロゼワイン
・黒ぶどう(皮が黒色のぶどう)⇒赤ワイン
※黒ぶどうから白ワインもできる。ブラン ド ノワール
◆ワインの味わい
・酸味:酸味の強い品種、ドイツやロワール等冷涼な生産地ほど酸味が強い
・旨味:果実の完熟度(濃さ)と一本の樹からの収穫量により変化
・果実味:ぶどうの完熟度と造り方により変化
・渋み:渋みの強い品種、日照量の多い生産地ほど渋みが強い
ワイン用ぶどうのジュースがアルコール化したものがワイン。
辛口と甘口の境目は明確になっていない。
⇒ワインとなった段階でたっぷりと糖分が残っていたら甘口。 全てアルコールになったら辛口。
POINT:ワインの味わいはそれぞれの要素の組み合わせ。
最も影響を与えるのは、品種/生産地/生産者(当たり年でも生産者によって変わる)
続いてテイスティングです。
テイスティングの前にコルク栓の抜き方を教えていただきました。
ノリ☆はいつもコルクの上に付いてる缶を取ってからコルクを抜いてたけど、実はコレは
つけたまま針金を緩め、ボトルをゆっくり回しながら抜き、最後に手首クイッ
ワインの注ぎ方も教えていただきました。
①底のくぼみの部分に親指を入れ、残りの指でボトルを下から抱えるように持って注ぐ
一番大切なことは、こぼして汚さないこと。①は腕力のない人はムリしてやらなくてもイイ。
エチケットを上に向けて手で隠れないようにすることを意識する。
ここからはノリ☆のテイスティングコメントです。
◇ギイ・メルシオル クレマン・ダルザス
キメ細かくやわらかい舌触りの泡。
柑橘系フルーツのさわやかな香り、お花のような上品な香りが広がります。
味わいは、コクのある果実味に快活な酸とミネラル感がとても優しく、スーッと身体に浸透します。
後に若干レモンのようなさわやかな苦味があり、とても美味しかったです。
青リンゴや洋ナシのさわやかな香りが広がります。温度の上昇とともにハミチツのニュアンスも。
味わいは、果実の凝縮感がたっぷりとあり、凛とした旨味とコクを感じます。
ミネラルと酸は大変穏やかで、とっても美味しかったです
◇シミ カベルネ・ソーヴィニヨン アレキサンダー・ヴァレー[2007]
チェリーやプラムなどの香り、バニラの甘い香りが広がります。
味わいは、凝縮された果実味にキメ細かいタンニンとミネラル、酸がバランスよく溶け込み
エレガントな印象です。舌触りはシルキーで、とっても美味しかったです。
◇サント・ウルバン ツエラー・シュワルツ・カッツ アウスレーゼ
綿菓子のような甘い香りが広がります。
甘みがドシッとしているものの、最後に柑橘系の酸味を感じるのでぼやけた印象にならずに
心地よい余韻が長く続きます。
テイスティングの後は、パーティ形式のワイン歓談です。お料理は、ノリ☆がいつもお世話に
なっているBIENSUR の遅澤先生にお願いしました。
(左から)チーズの盛り合わせ/鶏むね肉のポアレ バジルソース/山形牛のステーキ/
真鯛のマリネ/スモークサーモンのタルタル
遅澤先生に“今回は1回目のセミナーなのでカラフルで華やかなお料理にしてください”と
リクエストした通り、見た目にも楽しいお料理の数々。
山形牛のステーキはキウイのソースで、酸味と甘みがお肉にマッチしてとても美味しかったです。
お食事を楽しみながら先生にワインのアレコレを質問。今日の講義の質問からワインセラーを
買うときのポイントまで、伊澤先生がとても気さくなお人柄なのでたくさん質問しちゃいました。
来月は白ワインに特化した内容で、テーマ:白ワイン 極上の旨味が作る幸福感です。
楽しみだな