とりかえ・ばや 第12巻 さいとうちほ著

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ネタバレしまくっておりますので、未読の方はお気をつけくださいませ
夜の御殿で梅壺の女御は帝に睡蓮の内侍が兄の沙羅双樹の右大将と入れ替わっていると告げる。
肩に帝を庇って出来た矢傷があるはずと話す梅壺の女御は帝に対する重い罪だから睡蓮たち兄妹とその父の左大臣を罰して欲しいと頼む。
かねて自分も疑惑に思っていたが誰が梅壺を唆したのか?内侍への想いもあり帝は悩むのだった。
流刑に処せられた銀覚の呪いで宮中に原因不明の病が蔓延る。落雷で寝込んだ弓弦親王と共に睡蓮(沙羅)に宿下りを命じるが、睡蓮(沙羅)は帝の立場を心配して直ぐに宮中に戻る。
兄妹の父である左大臣が何者かに襲われるが危うい所で沙羅(睡蓮)が助ける。
参内した沙羅(睡蓮)に梅壺が告げた矢傷について食い下がる帝だったが、沙羅(睡蓮)が入れ替わってることを知らない(つまりまだ女性だと思っている)石蕗のフォローで沙羅(睡蓮)は助かる。
帝が動かないことに業をにやした梅壺の女御は虫干しと称して睡蓮(沙羅)を呼び出し矢傷を無理やり暴こうとする暴挙に出る。
沙羅(睡蓮)の助けと女房たちの帝への進言で梅壺の女御は宿下りさせられる。
沙羅(睡蓮)の話しから帝に自分たちの入れ替わりがバレてしまったことが分かった睡蓮(沙羅)は、帝への想いに泣くのだった。
出家しようと言う沙羅(睡蓮)に、
「お慕いする方と結ばれなくてもいい。主上にいらぬと命じられるまで役目を全うしよう。出家するのはそれからでいい。」
睡蓮(沙羅)の覚悟に同意する沙羅(睡蓮)だった。
元東宮の一の姫宮が病に倒れた上皇の平癒祈願に警護に付き添う沙羅(睡蓮)は、一の姫宮と僅かな時に想いを確かめる。
祈祷する美坊主は蛇の粉を燃やし帝が病に伏せる。
看病する睡蓮(沙羅)は、梅壺の女御の暴挙が銀覚のせいではないかと帝に話す。
帝を襲おうとした美坊主の放った蛇から、身を呈して守った睡蓮(沙羅)は肩を咬まれる。毒を吸い出す帝は睡蓮(沙羅)の肩の矢傷に気づくが
「白く美しいなんの傷もない肩だ。」
抱きしめ合う2人。
美坊主に操られた弓弦親王が帝に刀を向けるが、睡蓮(沙羅)・式部卿宮のとっさの動きで事なきを得る。
駆けつけた吉野宮は銀覚に我が身の命に代えても呪い返しをする決心をして沙羅(睡蓮)を共に祈祷に入る。

いや〜、緊迫の展開にハラハラドキドキでした。
表紙からしてぶっ倒れそうになる程萌えまするラブラブラブ

今巻も主上は超絶素敵ですラブラブラブ
男として生きてきた沙羅は、梅壺の女御の暴挙に対しても世間一般の女性たちのようにじっと堪えるなんてしません。
一番梅壺の女御がダメージを受ける言葉を選んで吐きますからね〜(笑)
原作だとどのキャラも現代だとついてけない最低なところがあるんだけど、そこは作者のさいとうちほさんのおかげで上手〜く変えられてます。
流刑の銀覚の執念怖すぎる!
吉野宮の言うように死罪になったとしたら、怨霊になって大暴れしそう〜って思ったら新キャラ美坊主幻覚(名前もすごい滝汗)が銀覚の怨み晴らさでいられようか⁉︎とメラメラムキー
沙羅も睡蓮も想う相手と相愛でありながら、幸せより苦しみが多いのは鞍馬山で天狗に攫われたために呪いが解けていないのだと悟るのです。
いよいよ次巻で完結!
待ちきれないわ〜爆笑爆笑爆笑



とりかえ・ばやのイラスト集が出たら絶対買うんだけどな〜ラブラブラブ