衝撃的な2011年。
震災から振り返る。
大地震がありライフラインが全て止まってしまった。
電気・ガス・水道、当たり前に使っていたものが使えなくなる不便さ。
余震も短い間隔で起こり地震酔いというのを味わった。
ライフラインがいつ復旧するか解らない不安の日々が続いた。
夜は電気が止まっているので蝋燭の明かりで過ごす。
情報はラジオのみ。
たまにワンセグでテレビを見たりしたっけかな。
路上では携帯電話用の充電屋が現れて一日中商売をしていた。
かなり稼げていたのだろうと思った。
東北の3月はかなり寒い。
昼夜問わず毛布に包まって、寒さをしのぐ。
食料の調達も停電と物流のストップにより影響が出た。
スーパーに開店前から並び、限られた数だけ商品が買える。
長時間ならんでも一人3点(一つ100円)、5点までとか。
食料が買えても温める手段がない。
カセットコンロのガスボンベも残りわずか、入手手段もほぼ無い。
米はあったがこれから飯を食っていくことができるのか・・・
頭がいっぱいだった。
復旧の順番は「ガス」が一番最後。
電気さえ復旧すれば暖もとれるし、電気調理器で飯もどうにかなる。
電気でポットのお湯を沸かして震えながら何度か髪も洗えた。
物流も復旧してきて、食料調達もなんとかできるようになってからは
地震で崩れた壁や、家の基礎の部分をどうにかしなきゃならなくなり
親父がすばやく役所の手続きとかした。
おかげさまで順番待ちの最初のほうになって
手続きがスムーズに進んだ。
家族はみんな無事。
親父の実家の知り合いが何人か亡くなってる。
突然きた非日常的な出来事があっと言う間に過ぎた。
そんな一年。