さよなら「雷鳥」「キハ１８１系」 最終列車ツアーが人気

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　廃止となる列車をテーマに、日本旅行が企画するツアーが好調だ。今年３月に廃止となるＪＲ西日本の大阪－金沢間の特急「雷鳥」の最終列車に乗るツアーは、発売後わずか５分で完売する人気ぶり。同様に４３年間の活躍を終えた特急形気動車「キハ１８１系」を貸し切って行う京都－米子間のツアー「ありがとうキハ１８１系号」（１泊２日）も、別れを惜しむファンの人気を集めている。

　雷鳥最終列車を楽しむツアーは、３月１１日に大阪行きまたは金沢行きの雷鳥に乗車する２コース。参加者には記念の弁当や携帯電話用ストラップ、記念乗車証などを贈呈する。計１４０人の募集だったが、１０日午後３時の受け付け開始直後から申し込みが殺到し、わずか５分で完売した。現在はキャンセル待ちのみ受け付けているという。

　一方、昭和４３年にデビューし、「おき」や「しおかぜ」の気動車として親しまれたキハ１８１系のツアーは、２月２６日からの２コースで、価格はひとり２万９８００円から。写真撮影のための途中停車やヘッドマークのオークション、オリジナル記念乗車証の発行なども予定している。定員は先着３３０人で、残席もわずかとなっている。

　日本旅行の担当者は「人気ツアーでは電話がつながりにくい場合もある。店頭での申し込みの方が確実」としている。問い合わせは同社大阪予約センター（（電）０６・６３４７・１２１２）。

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