近鉄旧東信貴鋼索線コ9形9車両と廃線後巡り | のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)

近鉄旧東信貴鋼索線コ9形9車両と廃線後巡り

近鉄生駒線信貴山下駅~信貴山駅間を結んでいた東信貴鋼索線(東信貴ケーブル)は、昭和58年(1983年)8月31日、惜しまれながら廃止されました。その車両は、近鉄旧東信貴鋼索線コ9形9車両(1933年製造・全長約10m・三郷町指定有形文化財)と言います。これまでは地元の三郷町立三郷北小学校に保管されていました。今年3月、町のシンボルになるようにと、信貴山下駅前に移設されました。今は、夜になると医療従事者らへの感謝の思いを込めて、ブルーライトアップされているそうです。また今年7月からは土日祝日の12~17時、車両内部も開放するのだとか。
廃線になった時、私は高校生でしたが、残念ながらこの路線には結局乗ったことがありませんでした。写真部の同級生が、このケーブルカーの写真を撮って写真コンクールに応募して入賞し、新聞に採り上げられていたことを今でも覚えています。
かつての駅前に配置されると今にも車両が動き出しそうです。戦前生まれらしいがっちりした造りの車体で、塗色も明るくシンプルなツートンカラーで、懐かしさの中にも新鮮さが感じられます。
 
 
 
 
 
 
 
現在の信貴山下駅の駅舎です。
 
駅前広場の南側に車両が展示されています。
 
駅前から一直線に伸びる道が、ケーブルカーの廃線後です。
 
ケーブルカーの終点があった旧信貴山駅舎。現在は、奈良交通のバス待合所になっています。
 
バス待合所の中は、今でも駅だった頃のたたずまいがよく残っています。
 
出札窓口の跡です。
 
駅舎を、線路があった側の反対側から見たところ。
 
 
きっとケーブルカーの発車案内だったのでしょう。
 
旧駅舎の周りでは、ちょうどあじさいが見頃でした。
 
ケーブルカーの駅の跡だけに、バス操車場としての広さを持て余しています。
 
旧信貴山駅から信貴山下駅に降りていく廃線跡は、ハイキング道として整備されていました。
 
奈良交通バスの終点の信貴山門に向かいます。途中の信貴大橋バス停で降りると、信貴山朝護孫子寺が近くにあります。特に寅年には、いつも大勢の参拝客で賑わいます。
 
赤い橋が緑に映えます!
 
奈良交通バスの終点の信貴山門バス停。ここで近鉄バスに乗り換えて、高安山まで行くことができます。ここはかつての信貴山急行電鉄の廃線跡で、信貴山門駅の旧駅舎。鉄道は昭和19年(1941年)1月に休止、そのまま廃止されました。
 
 
こちらのバスターン場も、駅舎跡だけに、十分すぎるくらい広大です。
 
私のブログでも、過去に信貴山下駅に保存されている東信貴鋼索線の遺構を採り上げたことがあります。ぜひ併せてご一読ください。
 

私のブログを見に来て下さり、ありがとうございました。

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