これがリニューアルした近鉄特急ビスタカー階下席 | のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)

これがリニューアルした近鉄特急ビスタカー階下席

近鉄の2階建て特急「ビスタカー(30000系)」の階下席は、昨年4月29日から3~5名の「グループ専用席」になった。要するに座席をバラ売りしないということで、3~5名であれば大人・小人は不問のようだ。これに合わせて階下席はヨットのキャビン風に改造された。改造は全15編成について順次実施されるが、「グループ専用席」は改造にかかわらず昨年の4月29日から実施されている。


昭和53年にデビューした時、すでに「2Fは山の緑」「1Fは海の青」を基調とした内装だったので、今回は言わばそれを深めたというところか。ビスタカーは近鉄の看板特急として華々しくデビューした。当時小学生だった私は父に「乗りたい!」とせがんで、わざわざ伊勢旅行を組んでもらったほどだ。


ただ年数を経て、近鉄では少々この「階下席」を持て余しているようだ。その後デビューした「アーバンライナー」にエースの座を譲った感があるほか、バリアフリー意識の向上、階下席特有の圧迫感、リクライニングシートではないことなどなど。個人的には、階下席は貫通していないので「本当の意味でのダブルデッカーではないのでは?」と思っている。そんなこんなでどうやら近鉄としても「階下席はグループ席として廉価販売(!?)することがよい」という結論に至ったようだ。


利用者としては使い方によっては3名で階下席を占有できるので、有利と言えば有利だ。ビスタカーは時刻表に表示されている列車以外の運用があるので、3~5名でグループ利用の際は窓口で念のため「ビスタカーですか?」と尋ねて、もしそうであれば階下席を指定するといい。


改造が施された車両はどうやら大阪・鳥羽・名古屋線で優先的に運用されてきたようで、奈良へ顔を出すビスタカーは長らく旧来の車両が多かった。先日近鉄特急を利用したらついに念願の改造車に出くわしたので、早速写真を撮ってきた。


まずはエントランス部分。白い衝立がコンパートメントの雰囲気を醸し出しています。
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リクライニングシートではないのは相変わらず残念です。ただセンターに大きな木製テーブルがついて、座席も丸く配置されたので、グループで使えば一体感が醸し出されそう。
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せっかく内装の写真を撮ったのに、肝心の外観の写真を撮るのは不覚にも失念してしまいました…。


次回このブログは、1月31日(月)朝8時に更新する予定です。


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