魂の進化成長は、螺旋状に進んでいるといいます。
どうにもならない状況が続いているときや、悲しみや苦しみから抜け出せないときに、自分では少しも前に進むことができていないと感じていても
それでも魂の大きな流れでみれば、少しずつ成長しているのです
魂にとって進化成長することは、自然な流れであり、
その進化成長のスピードが、早いから良いとか、遅いから悪いという概念はありません。
魂には自由意志があり、どんな体験をしても良いのです。
その体験からの気付きが、進化成長へと導いてくれるのでしょう
そして魂の進化成長は、暗闇のどん底のような行き場のない世界を味わったときにこそ、大きく促されることがあるのかもしれません。
夢をあきらめ、自信を失ったときや
災害などで大切にしていたものを失ったとき、
死を覚悟し、未来を失ったときや
愛する人を失い、生きる希望を失ったときなど・・
そのような絶望の中で、すべてを失ってしまったと・・心が空っぽになったときに、爽やかな真理の風が吹き込んでくるのを感じるのです。
”失うものは、何一つなかったと”
魂は永遠であり、
すべては波動であり、
この物質世界は、自分の意識によって具現化している世界であって、
自分の本質は、何一つ欠けていない完璧でバランスの取れた魂であること
自分こそが、そしてこの世界の誰もが、創造主であるということ
真理の風に乗って
それまでの悲しみや苦しみの本当の意味が分かると・・
悲しみや苦しみを前向きに受け入れることができ、握り続けていた重い感情を解放することができるのでしょう
私自身の体験でも、亡くなった夫や妹が、自分の魂に蓄積していた悲しみを引き出し、解放してくれていたということに気付いたとき・・
夫や妹への深い悲しみは、大きな感謝となり、安らぎとあたたかな愛に変わっていったのです
その悲しみが解放された今、過去の様々な辛い体験にも感謝できるようになり、さらに心軽やかになりました
そのようにして、魂に蓄積していた悲しみや苦しみなどの重りを一つ一つ外していく度に、魂という気球は、安らぎという大空へと高く高く上がっていくことができるのです。
そして安らぎの中で、人生という景色を俯瞰しながらゆったり眺めれば、真理の風はさらに心地の良い追い風となって吹きつけ・・
何も必要のない
愛という光だけが集う
穏やかで懐かしい楽園へとやがて辿り着くことができるのでしょう