幸せは、どこにあるのでしょう・・
幸せ探しの旅は、いつまで続くのでしょうか・・?
そのような幸せへの疑問をお持ちの方へ、今日は、本当の幸せはどこにあるのかを探す物語を、お届けしたいと思います
「幸せ探し」の物語の始まりです~
私のたった一つの願い・・
それは・・・
”幸せになりたい~”
私は、そのたった一つの切実な願いを実現するために、幸せを探す旅へと出発することにしました
幸せを追い求め、海や山や、都会や田舎、家庭や職場、ありとあらゆる場所へ行き、必死で探しましたが・・
海に行けば、大きな波にのまれそうになったり
山に行けば、遭難しそうになったり
都会へ行けば、沢山の人や物の渦に巻かれそうになったり
田舎に行けば、しきたりや不便さが押し寄せてきたり
家庭ではイライラ、職場ではハラハラ、、、
どこに行っても辛いことが起こり、追い求めている幸せは全く見つかりません
心も身体も疲れ果て、もう一歩も動けなくなり、途方に暮れ肩を落とし、道端に座り込んでいると・・
目の前に、ゆったりとした優雅な歩みで、一匹の猫がやってきました。
その猫は、この世の光を全て閉じ込めたようなキラキラと輝く美しい瞳をしています。
優雅な動きと美しい瞳に見惚れていると・・
猫は、目の前の私のことを全く気にせずに、ゴロンと横になり、ふぁ~~っと大きなあくびをしました。
そして、陽だまりの太陽の光の暖かさを楽しみながら、気持ち良さそうに毛づくろいを始めたのです。
私は、その猫を見ていて・・ふと気付いたのです
「これが私が追い求めていた幸せなんだわ」と
自由であり、湧き上がる喜びであり、キラキラとした輝きであり、くつろぎであり、和みであること
私は、すでに幸せを実現している、毛づくろいに夢中のその猫に聞いてみたのです。
「その幸せは、どこに行けば手にすることができるの???」
猫は、キラキラきた瞳で私を見ると、ペロっと舌を出して言いました。
「幸せは、どこに行っても見つからないよ。幸せは、自分自身だからね~。」
そう言うと、横になっていた猫はぴょんと軽やかに立ち上がり、しっぽをゆっくり振りながら去っていきました・・・(終)
猫が教えてくれた真理
それは
幸せは、周りに求めるものではなく、自分自身が幸せそのものであるということ
私達一人一人が、もともと幸せな存在であり、喜びの存在なのです。
そのことを真摯に受け入れたとき、自分の内側から幸せや喜びが溢れてくるのでしょう。
すると、今までと世界の見え方が変わってくるのです
空は輝いて見え、海の青の美しさに感動したり、波のメロディーに心地良さを感じたり
今まで目に止まることがなかった、道端に咲く小さな花に心奪われたり
人の笑顔や優しさに気付くようになったり
自分自身が幸せな存在であることを認めたときから、幸せが溢れ出し、自然と周りの幸せも引き寄せられ、幸せと幸せが共鳴し響き合うのです
ですので
先ずは、自分自身が幸せな存在、喜びの存在であることに気付くことが大切なのです
すると、長かった幸せ探しの旅は終わり
キラキラした瞳の猫ちゃんのように、今ここで、周りを恐れることなく、
太陽の光の暖かさを楽しんだり、ありのままの自分を表現することができるのでしょう