一昨年の１２月、仲の良かった妹が亡くなりました。
去年の春は、まだ失った寂しさから、心の中に散らばった光の破片を集めることで精一杯で、一緒に住む両親とお花見に出掛けようという思いは湧いてきませんでした。
でも、一年が過ぎ、集めた光も大きくなり、今年は、両親と仁淀川町へお花見に出掛けたいと思えるようになったのです
高知のお花見の名所である、仁淀川町の花の里公園や、ひょうたん桜公園、中越家のしだれ桜、上久喜地区の花桃・・
去年の夏、仁淀ブルーといわれる、川底まで綺麗に見える透明感溢れるエメラルドグリーンの川に魅せられ、桜の名所でもある仁淀川町でいつかお花見もしてみたいという想いが、今年になって湧き上がり現実化したのです
３月３１日と４月１日の２日間、両親と訪れた仁淀川町は、ソメイヨシノや、しだれ桜、花桃、レンギョウ、菜の花などが、どれも満開で迎えてくれました
花桃の咲く地域は、まさに桃源郷
のどかな田舎の景色に、華やかなピンク色の濃淡が映えて、より一層美しく輝いて見えます。
自然の中で、のびのびと花を開かせている一輪一輪を見ていると、自然と心も広がり、和んでいきます
美しき桃源郷
この桃源郷は、悲しみや寂しさから得ることができた真理によって、私の思い（意識）が創り上げたものだと思っています。
曖昧な世界にみえてしまうスピリチュアルな世界ですが、思いが現実化するということに繋がる、現代の物理学で証明されている事実があるのです。
それが、量子力学です。
分子や原子よりも小さい、物質を形づくる最小単位の素粒子である「量子」は、
人が観測していないと波動の状態で存在し、人が観測したときに物質になることが分かっています。
そして、その観測結果は、観測者の主観（思い）が結果として現われるそうです
つまり、量子は、思い（意識）が注がれていないところでは波動として存在し、思い（意識）が注がれたときに物質化するということ
思いは、現実化するということなのです
でも、観測者の思った通りの結果が出てしまうのは確かであっても、なぜ観測者の思った通りの結果が出てしまうのかは、まだ分かっていないことに、問題があるとして、「観測問題」としているそうです。
思い（意識）が現実を創っているという事実
しかし、人の意識は、９割以上が無意識の潜在意識なので、普段自分で自覚できる顕在意識で願いを意識しても、その願いと違う現実、ネガティブな現実が現れてしまうことがあります。
それは、無意識の潜在意識での意識だったりするからです。
ですので、本当の願いを実現したいのなら、無意識の領域にある、ネガティブな感情を手放していくことが大切なのです。
現実にネガティブなことが起こったときに、そのネガティブな問題を良い悪いのジャッジをせず、感情を感じ切り、流し、クリアにしていくことで、潜在意識と顕在意識は統合されていき、本当の願いが現実化しやすくなっていくのだと思います。
桃源郷
目の前に掛かる困難というフィルターを外していくたびに、心に思い描く桃源郷は、より美しい楽園として映し出されるのでしょう