真の自由と愛を知るには・・
やはり、転生や今世で魂に積み重ねてきた、強いこだわりや執着を手放して、本来の軽やかな自分になることが必要となるのでしょう。
その真の自由と愛を知るために、時に魂は、独りになるという”孤独”を選択してくることもあります。
孤独という経験
それは、この世ではとても辛い経験として感じてしまうかもしれませんが、魂にとっては、独りとなる孤独での経験は、全てを手放し、本当の光を見つけることができる、真理への早道なのかもしれません。
そうした孤独の経験を選択し、今、正にその独りという経験の中で真の愛を見出そうとしている勇敢な魂を持った方が、私の身近にいます。
その勇敢な魂の持ち主は・・
私の亡き妹の旦那様です。
義弟は、高校生の時に2つ上のお姉様を自死で亡くされ、11年前にお父様をご病気で亡くされました。
そして去年、我が妹でもある奥さんを癌で失い・・
今年の8月には、残されたたった一人の身内であるお母様さえも亡くしてしまったのです
お母様は、統合失調症で病院に通われていたそうですが、一人でも生活できるご様子だったようで、義弟が時々様子を見にいっていたようですが、その日、いつものように様子を見に行ったところ、お母様は一人、部屋で倒れられ、すでに息はなかったそうです・・
去年の12月の妹の葬儀にお会いしたときには、お元気でしたので、義弟からの突然の電話を受けたときには、本当に驚きました
電話の向こうの声は、涙で震え、「・・独りになっちゃった・・・」と・・
妹と義弟には子供がいませんでしたから、本当に独りきりになってしまったという大きな寂しさが、その言葉からひしひしと伝わってきて、私もその孤独の境地に共感し、涙が溢れました
同時にお母様の義弟への愛、お父様や我が妹の闘病の苦労をしてきた息子に、迷惑を掛けたくないという想いで一人逝かれた、大きな愛が伝わり、胸がいっぱいになりました。
そんな勇敢な魂である妹の旦那様が、先日23日の妹の一周忌に、妹が好きだったイチゴを沢山のせたケーキを手作りし、妹にお供えしてくれました。
義弟は、言います。
「悲しんでばかりいると、陽ちゃんに叱られるから・・」と
妹は、死と向き合う中、涙する義弟に「悲しまないで、私も悲しくなるから。」とよく言っていたそうです。
真の自由と愛
それは、悲しみや苦しみで縛ってきた心を解き放つことで得られる心の自由であり、消えることのない永遠の光、愛なのでしょう
そして、義弟が選んだ孤独の経験が、その暗闇を照らす、妹やお母様、お父様、お姉様からの光によって、真の自由と愛をますます大きく広げていけるのだと思います。