全ては一つ
朝の凛とした冷たい空気の中、テラコッタの鉢に植えた薄ピンクの葉ボタンのフリルの中心に目を向けると、朝露のまるい玉が清らかな朝の輝きを閉じ込めていました。
ぷっくりとした美しい水玉
こんなに素敵な自然からのギフトをいただくと、一日の始まりが嬉しくなります
そして、家の近くを流れる四万十川の朝の景色も、さらに心に訴えてきます。
悠々と流れる四万十川
川面は鏡と化して朝の空を映し出し、その美しさを強調してくれます
自然の美しさに包まれると、心は静まってきます。
そして自然から伝わってくるメッセージは・・
”全ては一つ”
葉ボタンの真ん中に集まった朝露と、沢山の水を湛え流れる四万十川・・
どちらも形や存在する場所は違えども、水という同じ存在です。
水は、太陽の熱などで蒸発し、水蒸気となり空気となって、やがて冷やされるとまた水となり、そうして形を変えながら、場所を変えながら存在し、循環しています。
時には、庭の葉ボタンを潤す朝露として
ある時には、悠々とながれる四万十川として・・
またある時には、空気を加湿して、人の健康に役立つこともあるでしょう。
そのように、違う場所でそれぞれの在り方で存在しているのを目にすると、別のもののように感じてしまうかもしれませんが、もとは全て水という同じ存在であるということ。
それは人も同じで、人の魂も皆、大いなる源、愛の源から生まれ、元は同じ愛の存在、神様と同じ存在であるということなのです。
この地球での物質世界では、一つ一つ個別に存在しているように見え、人と人との心の距離も感じ、その分離感が不安や怖れを創ってしまいます。
でも本当は、全ては一つであり、大いなる源、愛の源と常に繋がっているのです。
そのことに気付くだけで、分離感からの怖れや不安から解放され、全てが愛で繋がっているという安心感、安らぎが広がっていくのではないでしょうか
でも、そのことを忘れそうになったり、安心感、安らぎから離れそうなときには、朝露や四万十川などの自然がまたそっと教えてくれるのです。
全ては一つであり
私達は、神様と同じ愛の存在であり、いつでも繋がっているということを