15年来の友人が、フラワーデザインの作品展へ出展すると聞き、東京へ行って来ました
東京滞在は、一週間です。
最近は、心の解放が少しずつ進み、”~でなければならない”という心の縛りを解き始めてから、さらに心のゆとりが生まれ、自由な心で自由な生活を送ることができています。
今回の東京滞在中も、自分の心が求めるもの、ワクワクするものにフォーカスして、心の赴くままにインスピレーションを取り入れながら、一週間を満喫してきました
アートが好きな私は、今回、友人のフラワーデザインの作品展をはじめ、沢山のアート鑑賞をしてきました。
東京では今、フェルメールやムンク、ルーベンスなど、世界の巨匠が描かれた素晴らしい絵画の展覧会が数々催されています。
その中でも、国立新美術館で12月3日まで開催された展覧会、我が日本の巨匠、日本画家の東山魁夷(ひがしやまかいい)の展覧会は、心の奥深くまで震わせることができるほどの感動でした
透明感ある、どこか夢の世界に入り込んでしまったかのような幻想的な絵の美しさは、深く心に染みわたっていきます。
そして数々の素晴らしい作品の中でも、奈良の唐招提寺御影堂障壁画に描かれた山や海は、現実の世界を超えた美しさです
何故、ここまでの癒しが東山魁夷の作品にはあるのでしょう・・
描くことは「祈り」である
唐招提寺障壁画を完成させた東山魁夷は、この時はじめて、描くことは「祈り」であり、
それであるならば、そこにどれだけ心をこめられたかが問題で、上手い下手はどうでもいいことなのだと思うに至り
そして、自分が描き続けることの意味を悟り、価値を見出すことができたと・・
素晴らしい作品を描かれていた東山魁夷は、それまでずっと、自分には才能がないと思い続けていたそうです。
「祈り」の絵・・
きっと、「祈り」によって描き続けた画伯が行き着いた場所は、上手い下手という現実の世界から解き放たれた、美しき心の世界だったのでしょう。
その美しき心の世界によって、画伯ご自身も自分への価値を見出すことができ、ご自身も癒されたのだと思います。
大切なのは、そこにどれだけ心をこめられたかどうか
この真理の言葉と、その「祈り」が込められた美しい作品の数々が、私の心の奥深いところまで癒してくれました。
そしてまた
この東山魁夷展が、私の東京滞在中でのその先の繋がりへと導いてくれたのです
その先のストーリーとは
長くなりそうですので、そのストーリーは、また次回にしたいと思います
心をこめて今を生きる
そのとき心は、本当の癒しへと導かれるのでしょう