北陸の最果て
( 能登半島最先端・禄剛岬 )
能登半島を巡る2泊3日のバスツアーに、両親と参加してきました
まずは、各地方空港から大阪伊丹空港に集合~
私達親子は、高知空港から伊丹空港へ、他の参加者の方35名は、鹿児島空港、宮崎空港、愛媛空港からそれぞれに集合です。
初日の観光予定は、郡上おどりで有名な水の都、岐阜県にある郡上八幡の街並みを散策し、その後、石川県へ入り、前田家ゆかりのお寺、妙成時(みょうじょうじ)で特別祈祷の予定でした。
しかし旅のスタートは、予定通りとはいかず・・
愛媛空港からのJAL便に30分位の遅れがあり、バスの中で愛媛の方の到着を待ち、結局、1時間位遅れてのバス出発となりました。
なので、その日に妙成寺にお参りするのは時間的に難しくなり、3日目の最終日の予定と入れ替えることに・・
( 郡上八幡・新橋 )
その日は、郡上八幡の古い町並みを散策した後、石川県に入り、最終日に予定していた、千里浜なぎさドライブウェイへと向かうことになりました。
千里浜なぎさドライブウェイは、延長約8キロメートルの、日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路だそうです
大型バスで、砂浜の波打ち際を走れるなんて凄い~
と、広い海岸を爽快にバスで走っている様子をワクワク想像しながら千里浜なぎさドライブウェイへ
でも着いた時には・・・
すでに日没・・
夕日は、すっかり日本海へと沈み、真っ暗な海岸が私達を待っていたのです
( 能登半島国定公園・縁結びの鐘 )
もちろん、バスに乗っている誰もが暗闇を前にテンションが下がってました・・
でも実際に、海岸をバスが走り始め、
バスのヘッドライトの光が、漆黒の海を照らすと・・
波に光が当たり、模様のように白く浮き上がって見えてきたのです
漆黒の海に映し出された白い波は、幾重にも重なり、砂浜に次々と打ち寄せていきます。
夜の海の美しさ
そのモノトーンの幻想的な世界は、心の深いところに響く美しさです
そして、バスの運転手さんの計らいと演出で、バスの中のライトを一気に消してくださいました
バスの中も真っ暗に
すると、バスの窓から三日月が見え、打ち寄せる波もよりはっきりと白く浮かび上がり、バスの中は一気に感動とワクワクの波動でいっぱいになったのです
わぁ~~綺麗~~
真っ暗のバスの中から思わず出た皆からの言葉でした。
それは、皆の思い込みのブロックが外れた瞬間でもあったのです
普通は、海岸沿いをドライブするのであれば、お日さまが昇っている時間が良いと思っていると思います。
でも、その思い込みのブロックを外すことで、今まで見たこともない美しさや感動と出会うことができるということを、想定外だった夜の千里浜のドライブで体験することができました。
新しい発見や
新しい自分との出会い
思い込みのブロックを外していくたびに、心には自由が広がり、新しい世界が見えてくるのだと思います
( 白米千枚田 )