だんだんと空も高くなり、吹く風にも秋の気配が漂ってきました。
散歩途中、自宅前の田んぼの前で足を止めて、ゆらゆらと風に揺れる稲穂を眺めると、心は和み、豊かな気持ちになります。
植物や花を眺めていると、ふと心に気付きのメッセージが伝わってくることがあります。
このことわざも稲からのメッセージではないでしょうか
実るほど頭を垂れる稲穂かな
人生の実りとは、沢山の経験から得られる、感謝と愛だと思います
多くの悲しみ、苦しみ、怒り、憎しみ、寂しさ・・
そのような辛い経験から、感謝と愛に気付くことができたとき、人生の実りは豊かになり、たくさんの実を付けた稲穂のごとく頭を垂れる姿となるのではないでしょうか。
また、豊かに実り頭を垂れた稲穂は、しなやかな姿でもあります。
しなやかさとは、重みに耐えうる強さ
人生が実り豊かになり、感謝と愛が満ちていくにつれ、心もしなやかになっていくのだと思います。
そして、しなやかな心とは、人の弱さを経験し、弱さを手放すことで得た強さなのでしょう。
その心の強さを得たときに、人は優しくなれるのだと思います
秋風にゆらゆらと揺れる稲穂・・
豊かに実り揺れる稲穂が、人生の実りの秘密を教えてくれました