20日間の埼玉の妹宅での滞在期間中に、母と”天下の名湯”、群馬の草津温泉へ行って来ました。
闘病中の妹は、20日間滞在中の10日間は入院していましたが、そんな中、私に「お母さんがいつか草津温泉に行ってみたいって言っていたから、私の代わりにお母さんを連れて行って欲しい。招待するから」と頼まれました。
きっと、妹は限られた時間の中で、親に出来ることをしてあげたいという思いがあったのでしょう。
本当に心優しい妹です。
そして、私と母は、切ない思いと切実な妹の願いを胸に収めながら、2人で草津温泉へ向かいました。
私は、入院していた妹に、一緒に草津に行っている気分になってもらえたらと思い、度々スマホで観光したところの動画を撮ってはラインで送りました。
草津温泉の”湯畑”
お湯は、pH2.1と日本でも有数の強い酸性泉です。
滝壷に輝くブルーグリーンの湯
去年2月には、手術前の妹と一緒にこの湯畑の滝を見ました。
妹とは、2度、草津温泉に来ています。
ブルーグリーンのお湯を眺め妹との思い出にふけりながら、予約してもらったお宿へ・・
湯畑からすぐの老舗旅館の”奈良屋”です。
草津最古の源泉”白旗の湯”を楽しめる老舗のお宿です
”奈良屋”さんには、「湯守」という職人さんがいて、草津の湯の泉質の特徴である強い刺激を和らげ、優しくなめらかな肌触りになるよう丁寧に湯もみしてくださっているそうです。
そのブルーグリーンのお湯は、温度も丁度良く、肌触りも滑らかで、温泉の清らかで力強いエネルギーを感じられる素晴らしいお湯です
さすが、草津の湯
さすが、湯守が守る「奈良屋」の湯
名湯ですっかり癒され、母もとても喜んでくれました
そして帰ると、妹は私に言いました。
「親孝行代理ありがとう」
私も便乗させてもらって親孝行ができました
魂は永遠であっても、命には限りがあります。
”今やりたいと思うことを行動に移す”
改めて大切なことに気付くことができました