癌と戦う妹へ、いつも何かさせてもらえることはないかと考えています。
今は、妹の癌治療の際に、必要であれば、高知から埼玉へサポートに行っています。
私自身が、10年前に夫を亡くしたときに、救ってくれたのは、家族や友人などの周りの方々ですが、そのときに心の奥底から救ってくれたのは、スピリチュアルな学びでした。
肉体の死は訪れても、魂の死はなく、輪廻していく。
魂の目的は、人生の中で様々な経験することによって、学び、成長、進化していくこと。
そのような学びから、夫を失って、失望していた私は、何のために人は生きるのかという疑問の答えを教えてもらい、心の底から安堵することができたのです。
辛い経験も大きな学びとなっているということが、自分の自信にもなりました。
人は、生死を揺るがす体験や、生きる希望を見いだせなくなったときなどの、辛い経験に至ったときに、スピリチュアルな世界の扉を開くのだと思います。
生きる意味は何と。
私は、去年発病した妹に、私が救われた、スピリチュアルから学んだことをラインで送ったことがありました。
魂は学び成長するために、永遠に輪廻するということを。
でも、妹は、この考えに拒否反応を示したのです
スピリチュアルは、半信半疑だから・・・と。
そして、妹は、ただただ私が長生きすることだけを祈っていてくれればいいと、ラインの返事がきたのです。
私は、今までスピリチュアルなことを、人に言ったことはなく、初めて、生命の危機に立たされた妹に、良かれと思って言ったのでした。
でも、妹は、拒否反応を示し、私が人の死に対してドライであると受け取ったようです。
妹の心の声が聞こえました。
「輪廻転生を信じている姉は、死に対してこだわりがなく、私が亡くなっても悲しまないんじゃないの」
今生の別れは、当然、悲しく、会えない寂しさは計り知れないということは、夫が亡くなったときに十分過ぎるくらい分かっています。
でも私は、自分の悲しみが、相手に伝わることを恐れ、あまり周りに、悲しさを出さないようにしてきてしまったので、妹もなおさらそう思うのでしょう。
そして、私は学びました。
相手が求めてないものを、押し付けるのはお節介になってしまうこと。
相手が求めてきてこそ、学びは生きてくるといこうとを。
ですので、ずっと妹のところで色々してあげたいと思っていますが、今は、ぐっと我慢して、妹が来てほしいと言ってきたら、サポートに行こうと思っています。
妹も、「大変になったらお願いします。」と言ってますので。
今は、離れた高知から、妹を信頼し、妹の魂の学びを応援していこうと思っています