トレーニングの原理原則を掘り下げてみよう (過負荷の原理) | 三輪紀仁のブログ 「楽しく走ろう!」

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ランニングに関すること、トレーニングに関すること、色々書いていきます。

原理原則の話。


比較的近いところからいくつか反響があり、「参考になりましたー」という感想をいただき、こういうのはどう考えれば?みたいな話題の広がりもありました。
最近、あるある話ぶったり切りばかりになっちゃってるのもどうかなーと考えていたので、今回からしばらくはここを掘り下げるテーマで書いてみます。
つまりは全8回?いや、未定です。
掘り下げといってもランニングに寄せての掘り下げをしていくつもりなので、例え話はランニングレッスンや練習会のものが多くなると思います。

以前挙げた順番通り取り上げてみると最初は「過負荷の原理」から。

文字だけ見ると、負荷のかけすぎは良くないってこと?と誤解しそうな表現ですが、実際には負荷をかけないと意味無いよという話です。
普段から楽だと感じるペースや距離を"ただ"走るだけではトレーニングになりません。
(前回書いた表現にちょっと足してみた。意識して走れれば別の意味があるのでてへぺろ

負荷というワードだと漠然としているのでここで掘り下げ。

ランニング、特にマラソンという話に集中しますが、皆さん少なからず目標というものが存在すると思います。
4時間切り、5時間切りとか。
中には完走できれば~という方もいると思いますが、完走にも制限時間がありますよね。
そしてマラソンは距離が決まっています。(42.195km)
ハーフや10km、ウルトラでも距離は決まってるから、意味合い・方向性的には同じとします。
というわけで、目標の時間で走り切るためのスピードと、それを目標時間継続して出し続ける持久力の2要素がある。
これをかけ合わせて初めて達成ができるということになります。(メンタルの話はここではさておくグラサン


どちらかだけではダメですよ、と。
この2方向の負荷を適切に捉えていかないといけないです。


そして自分が今どのくらいの負荷に適応できるのか。これは自己診断が必要ですね。

これができないと普段やっている練習が自分の強度?という誤認識が起こる要因になりえます。
最初は負荷に感じた練習内容も、自分が強くなって適応した段階で負荷にはならなくなります。
 

練習の内容としては、方向性のかけ合わせの要素がかなり重要なので、時間や距離だけでは図りにくいところもありますけど、そこが面白いところでもあります。
あまり踏み込むと特異性の話になってくるので、今はここまで。

そうそう、過負荷は大事ですけど、過剰になっていないか、これも重要。
体の限界を超える負荷はケガ・故障の原因ですからね。

 

食事の過負荷はオススメしませんよ笑い泣き

次回は可逆性の話。(予定)