皆さんこんにちは。
3年前にバス釣りを再開して間もなかった頃に、バス釣りと横文字用語がわからずにモヤモヤしていたことを思い出したノリマツです
当時、右も左もわからない川スモールの釣りを学ぶために、手当たり次第参考になりそうな動画を視聴していたのですが、その中で当たり前のように使われていたのに意味がわからなかった用語が
シャローフラット
でした。
シャローフラットに差してくるバスを狙う、という内容のコメントだったんですが、そんな言葉は20年前のバス釣りの本には書いてなかったですし、いったい具体的にどういった特徴のポイントがシャローフラットなんだろう??
シャローフラットとはなんぞや??
を正確に把握できていないと、動画の狙いの意図もわかりませんでした
結局は、エリア全体の中で比較的浅い水深が起伏少なく平坦である一帯、がシャローフラットだったのですが、それを理解するまでにいくらググっても答えが見つからずにだいぶ苦労した記憶があります
この例に限らず、バス釣り用語には多くの横文字(英語?)が使われており、その定義を食い違えて解説をきいたり会話をしてしまうと、認識がズレてしまうというワナがあると思っています
さらに、そういった横文字用語だけではなく、日本語でさえも認識に違いを産むことがあります。
例えば、
冬場はあまり動かさないほうがバイトが増える
とアドバイスを受けたことがあり、その時の私の理解は
シェイクしないで放置したほうがバイトが増える
でした。
ダウンショットを使っていたこともあったのですが、動かさない=震えてはいけない、と解釈したのです。
ところが、アドバイスしてくれた知人の意味するところは、
(XY方向の)空間的に移動距離を抑えて長く留めていたほうがバイトが増える
ということでした。
ひたすらシェイクのアピールと誘いを封印してバイトチャンスを逸したかもしれない私の時間はなんだったんでしょうか??
と、少し話は逸れましたが、要するに用語も言葉も真の意味を誤解なく伝える、理解する、ということが大切だと思います
さて、だいぶ前置きにも力が入りましたが、本日のテーマは
縦スト
です。
そう、、、縦ストとはなんぞや??
からしっかり意味を理解していただきたいのです
私の定義としては、
縦スト = Z方向(重力方向、垂直方向)に有意義な幅を有するストラクチャー
です。
追加で深堀して定義を続けます。
ストラクチャー = 水中で何かしらの形を有する構造
です。
ストラクチャーもまた、バス釣り再開直後にシャローフラットの意味を検索して学ぶ過程で、自分の認識に誤解があることに気づいた思い出がある用語です。
ストラクチャーときいて皆さんは何を思い浮かべますか?
橋脚、テトラポット、クイ、レイダウン(倒木・立ち木)・・・
私は当時そういった水上からも目に見える障害物(場合によってはキャストやトレースの妨げになったり、ベイトや外敵の動きに制限がかかったりする意味で障害)の事だと思い込んでいました。
しかし、私が調べた用語サイトの解説によると、
釣りにおけるストラクチャーとは、主に「地形変化」のことを指しています。
岩礁や沈み根、倒木といったものや、急に落ち込んでいるブレイクなどの起伏の変化などもストラクチャーと呼ばれています。
魚が釣れるストラクチャーって知ってる?実は釣る人はしっかり狙ってた!(お爺ちゃんの釣り散歩) - エキスパート - Yahoo!ニュース
だそうです。
そう、主に地形変化を指すということに衝撃を受けたのです💦
障害物は、地形変化を作り出す要素の一つであって、=ストラクチャーではなかったのです。
そもそも、英語のStructureとは、日本語で言うところの「構造」ですから、少なくとも障害物ではないですね。
またクドくなりかけていますが、、、、つまり縦ストラクチャーとは、水中でZ方向に有意義な幅を持つ(主に地形変化などの)構造です。
よく、アフタースポーンの時期はバスが縦スト周りに浮く(浮く、もまた語ればながいですが。。。割愛w)
などと言われますが、そもそもその場合の縦ストはそこそこ広い意味を持っているという解釈が重要だと思います。
縦ストに浮く=杭やレイダウンのそばの中層に居る
などと限定してしまうと、本当は他の縦ストもチェックするべきなのに、具体的にそこしか狙わなくなってしまうかもしれません
さてさて、ようやく釣行に向かいますが、本日私がタイトルに掲げた縦ストとは具体的に何のことでしょうか
それでは、今朝の出社前の鶴見川の様子です↓
●6/6(木)
天気:曇り
気温:19℃~
水温:22℃~
風:無風
今日のタックル
スピニング①:フロロ4ld (ダウンショット)
スピニング②:PE0.5号+リーダーナイロン8ld (トップ、ジグヘッドワッキー)
ベイトフィネス:フロロ8ld (フリーリグ)
ベイト:M フロロ14ld (ノーシンカー、フリーリグ)
本日の潮:大潮 (白線の時間帯)
●AM4:15
夜明けから若干遅れてゆったりエントリー。
実は昨日も出社前に鶴見川へ出むいていたので、連日の疲れから朝は若干の寝坊でした
6月に入り、アフタースポーンど真ん中から幾分か回復してきている個体も居そうな時期ですが、まだまだ川全体としてはガンガン追い回すような活性は期待できない??といった予想を持って開始。
昨日の釣行にて、フリーリグで1バイトを取ったんですが、フッキングですっぽ抜けるという結果だったので、今日はそれをヒントに思いついた攻めのパターンを検証するのが目的です。
ただ、朝イチは大潮満潮ハイタイドにつき、その釣りはちょっとやりづらい💦
なので、まずは違う釣りから。
高比重ノーシンカーを遠投して、ハードボトム帯をドリフト。
次にトップでランガン。
いずれも反応なし。。。。
自分の予想では、、、、
アフターから回復しかけているこの時期、ちょうどエビが産卵のために岸際や壁沿いなどを動き回っているので、それを狙って張り付いているバスも多いのではないか??
です。
はい、出ましたね
今日の私の記事では、
縦スト = 壁です。
壁という縦ストに着く理屈も↑の通りです。
そうであれば、ハードボトム帯をズルズルと広範囲にボトムの釣りや、オープンウォーターにポコッと出ることを期待するトップはちょっとずれています。
昨日もバイトがあったのは、対岸の土壁の際に撃ち込んだフォールの着底直後。
まさに岸から落ちたり、動き回って沈んできたエビを意識していたバスに訴えかけるシチュエーションでした。
そういったイメージで狙っていくので、壁という縦ストに対してビタビタに狙っていきます
●AM6:00
ようやく下げ7分くらいの潮位となり、対岸を覆っているブッシュの下の水上に土壁が露呈してきました。
自分の誘いのイメージでは、このくらいの潮位がベスト。
対岸へ30cm以内をめがけて距離をコントロールしながらリグを投入。
できれば、対岸の土壁に乗る or 当たって落ちる感じで着水音を派手に出さず、かつビタビタに壁を這って落ちてくるエビを演出できるのがベター。
かなりのキャスト技術を求められる難しい釣りです💦
ただ、これぞ鶴見川のバス釣り、とも思います。
ざっくりとエリアを決めて巻き倒して釣れるならばそれもいいのですが、立ち位置やエントリーポイントに制限が多い鶴見川のおかっぱりでは、逆に撃ち込みの釣りの方がむしろ巻きよりも有効に多くの有望ポイントを攻めることができ、ヒット率を高められたりします。
※もちろん時期やコンデイションにもよりますが、今の時期の狙いはまさにそういった状況かと。
リグは昨日に引き続きフリーリグ。
なぜフリーリグなのか。
選定の要素は、
① よく飛ぶ
② 撃ち込んだ先で、フォールで誘える
③ フォール後のズル引きがボトムから離れない
④手返しが良い
です。
この要素が今の壁エビパターンを具現化するのに最適だと思ったのです。
似たような誘い方ができるリグを選らばなった理由としては、
ダウンショット:③が違う。アクションするとボトムからワームが浮くのがちょっと不自然かも??
フリーテキサス:②がちょっと惜しい。フリーリグの方がシンカーとの分離が優秀で、1mフリーフォールさせればシンカーから約10cm程度ワームが浮いた状態でシンカーが着底してくれる。
ラバージグ:①に対して、毛が抵抗になるので、あまり飛ばない。
ノーシンカー:④手返しが悪い
と、各種ちょっとフリーリグとは違うので、今日の攻めには最適ではないと思いました。
※もちろん、上記のリグでも釣れるかもしれませんし、狙いの意図が変わればそれに応じてリグも変えるのが得策ですが。
というわけで、①よく飛ぶを一番叶えてくれるドライブクロー4インチを具にしてフリーリグ(5g)を投入。
ひたすらに、壁を撃ってランガン。
とにかくキャストを正確に。
でも手返し良く刻みよく。
バスの回遊よりも速くランガンして刻むくらいリズミカルに♪
と、普段あまり攻めないポイントまでたどり着いたところで、対岸の壁から落とし込んでいった直後に、
ググン
引っ張った!!
・・・昨日はググンにそのままアワせてすっぽ抜けたので少し間を置く・・・
軽くなった??
いや、たぶんこっちにラインが走ってきている
スラッグを取って、強めにフッキング⇒ノリました(=゜ω゜) ノ
狙いどおり
39cm、955g
甲殻類食ってます 的な感じで下アゴがしゃくれていますね
その後も、ポイントを刻んでランガンしていると、
フォール後のズル引きでハードボトムを感じた辺りで
ゴゴっ・・・
少しずつリールを巻いてティップに重みを乗せながら巻きアワセ強めフッキング⇒ノリました(=゜ω゜) ノ
しっかり寄せてきて、丘にボディを乗せてランディング!!・・・しようと手を伸ばしたら、フックアウト
目測45cm・・・
丘にあげたので釣ったってことでいいかな??💦 (←強がってますww 内心めっちゃ悔しいです
)
バラシたのは非常に残念ですが、どうやら昨日から続けてエビパターンが通用しているらしいです
●AM7:45
次はバラさないぞ!!
と、ブチ掛けるために14ld フロロのベイトタックルに持ち替えてフリーリグを続けるも、その後は反応なくタイムアップ。
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アフターは縦スト、縦ストにはフリーリグ。
端的に要約するとそうなりますが、どうしてその端的な結論で表現されているのか、をしっかり用語の意味も踏まえて理解し、狙いの意図を把握することで初めて有用な情報になると思います。
私はなるべく皆さんに誤解を与えないように心がけて、自分の意図や思想をお伝えしているつもりですが、それでも言葉足らずで伝わっているかどうか??です💦
私の攻め方や思想はあくまで一例ですから、あくまで皆さんなりに解釈していただき、皆さんのアプローチを組み立てる際の参考にしていただければ幸い、なくらいに思っておきましょう
まだまだ自分的に苦手なアフターな感じを引きずっているフィールド状況ですが、フリーリグを使ったエビパターンはひとつ武器になるかもしれません
それでは、また。
こうご期待。