皆さんこんにちは。
最近、長くなってきた影響で逆に釣りに行く回数が減ってしまっているノリマツです
スモール釣りならまだ日中でもチャンスありなのですが、鶴見川のラージ狙いは日の出直後の朝マヅメに淡い期待を抱いて通っているので、夜明けと同時もしくはそれ以前に釣り場に着いていないとなんだか機会を損してやり切っていないような気がして気持ち悪いので、早くなった夜明けに起きられる体力が残っている日にしか釣りに行かなくなってしまったのです
というわけで、巷では春のフィーバーにあやかった釣果がドシドシあがっているようですが、ただでさえ釣れないのに釣りの機会が減った私は、サカナに触れる機会も減っている状況です
でもまぁ、今は無差別にたくさんサカナに触りたいわけではないので、行きたい時に行ってしっかり釣りをやり切れればそれで満足なんですが
といった具合に、あまり皆様にお伝えできるほどの普段の釣りの釣果がない中ですが、その代わりに今は「新しい」を追い求めたい気持ちや意識が強いです
新しい釣り方、新しい場所、新しい対象魚、などいろいろ興味は尽きませんが、昨日は芦ノ湖の心強いロコアングラーであるHさんのガイドを受けるべく、平日休みのHさんに合わせて有給休暇をいただき、新しい場所(フィールド)として兼ねてより気になっていた日本バスフィッシングの原点であり聖地である芦ノ湖(岸釣り)へ初挑戦してきました( ・ω・ )/
●4/17(水)
天気:雨⇒曇り⇒晴れ
気温:12℃~
水温:未計測
風:南3m~北1m
今日のタックル
スピニング①:PE0.5号 + リーダー フロロ6ld
スピニング②:フロロ4ld
●AM5:15
小雨の降る中、Hさんの車に同乗させていただき、芦ノ湖畔へ到着。
事前に寒いと聞いていて想定したよりも寒くはない。
Hさんとの事前の打ち合わせで、今日はスピニングタックルで軽めのハードルアーを使った釣りに絞ってやる方針。
タックルはPEセッティングの1本で臨み、念のためフロロ通しの替えスプールも持参、とのことだったのですが、心配性な私は予備のロッド1本とフロロ通しを巻いたスピニングリール1式も持参。(つまりもう1タックル)
すると、Hさんから
「状況に応じて瞬時にミノー系とI字系を切り替えることが想定されるため、タックルは2本が望ましい。」
と。
持ってきてよかった
とりあえず、予備で持ってきたタックルにセッティングをしていないので、自分がセッティングする間は、Hさんが気になるポイントを攻めることに。
ただ、難しいポイントらしく、今日はHさんですら反応なし。
早々に本命ポイントへ移動
●AM5:30
本命ポイントへ到着。
景色が広く、雨天ながら朝もやに包まれた山上湖の雰囲気が心地よい
私的にはクリアな相模川よりも澄んでいましたが、Hさん曰く普段より水が濁っているとのこと。
Hさんオススメの実績ポイントを譲っていただきエントリー。
南風が吹いていることもあり、夜中に産卵で弱ったワカサギが岸に流されてくるのを狙っているバスに合わせてI字を表層で使う狙い方が良いとのこと。
事前にHさんにチューニングしてもらっていたI字ルアーを使いスタート。
初フィールドにつき、勝手を詳しく心得ていないが、とりあえず見た目的によさそうなあたりへキャストしてスローに表層をリトリーブ。
「出た!!」
の声が後ろから聞こえ、Hさんがボイル撃ちに成功して46cmのバスを早々にGET
さすが、これがスーパーロコ
バスが釣れることを目の前で実演していただき、がぜんやる気が出てきました
1本とって余裕が出たHさんから、引き方というか風に乗せてドリフトさせてのデッドスローの誘い方をレクチャーしていただきながら、1本を目指す。
雨や風、木漏れ日の有無、状況が刻一刻と変化していく中、なかなかバイトが出ない。。。
Hさん曰く、どうやら私は食わせるポイントとコースを意識した風へ乗せたドリフトがしっかりとできておらず、それができない限りバイトは期待できない、というほどジャッジが厳しく、本当の意味でバスフィッシングをやり切らないと通用しないのが芦ノ湖というフィールドだとのこと
バチ抜けなどのシーバス釣りで川でのラインスラッグを張らず緩めずとしたライン先行の流し方はさんざん練習したので、自信があったのですが、どうやらもっとしっかりとアジャストしないと通用しないようです
まず、巻くのが速すぎるのでラインスラッグを出しすぎないように巻き取るだけにすること。
次にラインスラッグはもっとダルダルに。
ラインメンディングとは正反対に、風にPEラインを負けさせて出しきり、風の力のみでラインを引っ張らせて、風波の方向にルアーの頭が完全に向くように。
む、、、難しい
でも習得せねばバイトはないぞ
と言い聞かせて、ラインメンディングをしないという背徳感を押し殺しながら風に乗せる意識でやっていると、
ガポッ!!
風波でほとんど自分の自分のルアーが視認できないが、およそ自分のルアーのあるであろう位置の近くでライズ
「たぶん今のバイトですよ!!」
とHさん。
しかし、ダルダルにたるませたPEラインからは感触は伝わって来ず。。。
ミスバイトかな??
その後は、しばらく無。。。
●AM9:00
予報では、もう少ししたらそろそろ晴れだして風が止みました。
朝イチに捉えられなかったらきっと厳しいだろう。。。
と想定していたので、残りすくないチャンスタイムを集中してやり切ります
朝よりも若干強くなって乗せやすくなった風にあおらせてI字ルアーをひたすらドリフト。
もっとラインをダルダルにして自然に流さないとダメかも、
とHさんから再度アドバイスを受けて、
えーい、それならもう知らん!ってほどに着水後にラインをスプールから引きずりだして、チョーダルダルに緩ませて風に任せて引っ張らせてると、
ガポッ!!
またしても波風でよく見えないけど、自分のルアーの方でライズ・・・
ん??
なんかダルダルのラインが少しずつ張っている??
一瞬何が起こったのかよくわからず、1~2秒思考がフリーズ。。。
いや、これ喰ってるって
急いでスラッグを巻いて、ロクに合わせも入れられないままなんとか⇒ノリました(=゜ω゜) ノ
水面で跳ねるバス。
絶対に獲ってや、
フっ・・・
・・・え??
マジか、 バレました
Hさんから、巻き合わせでノッたらとにかくテンションを抜かずに慎重に寄せてくるように注意されて言われていたのに、いろいろと心の準備が足らずに強く引っ張ってしまった。。。
「見た目的に50アップだったよ!!」
とHさん。
サカナの大きさを感じられるほど長く掛けていられなかったのですが、デカかったと聞きショックマシマシ
それにしても、何度も同じところを通したのに、流す際のルアーの向きですぐさま反応が変わるとは…シーバスの明暗の釣り以上に、ジャッジが厳しいようです
●AM10:30
千載一遇のチャンスを逃した後は、予報どおりピーカン無風となり、早めの昼休憩を取る予定だったので、AMの部終了。
お昼ゴハンのあんかけ担々麺。
担々麺とサンマー麺のいいとこ取りをしたような味でとても美味しかったです
↑本日1番のハイライト
●PM12:00
午後の部は違うポイントからスタート。
ピーカンではあるものの、AM最後に止んだ風は若干向きを変えて再び吹き始めている状況。
芦ノ湖名物桟橋のシェードなどに隠れているバスを狙う作戦。
しかし、エリア全体的にベイトが少なく、バスの姿も少ないためHさん的に状況が不利とみて移動
●PM13:00
Hさんの作戦では、夕方に朝イチのポイントへ入りたいとのことでしたが、その前に気になるポイントへ。
ここでもシェードを狙う。
マンメイドに日ビタビタにI字をナチュラルに放置して浮かべられればバイトチャンスありとのこと。
ビタビタにアプローチできない。。。
と中途半端な距離感でマンメイド周りのシェードにルアーを浮かべていると、少し濁っていると言われていた固定から大きな黒い影が3体👀
パッと見ただけで45、50、確実に55オーバー
それにしても太すぎる!!
自分のルアーを見に来るものの、50cm以上の距離を取ってそれ以上近づかずに、ヘーキで見切っていきました
その後も何度もバスが近くまでは来るもの、バイトまでは至らず。。。
●PM14:00
見えバスと戦ってじり貧になっても仕方ないので、Hさんの提案で夕方に向けて早めに朝イチのポイントへ入り直し。
たまにボトムのエビをイミテートしたつもりでシャッドやミノーを混ぜるものの、基本的に今日はひたすらに表層I字の修行!
風は朝程ではないが南から吹いているので、好都合
ハイライトでやる気が感じれれないが、バスがチラホラ👀
一向にバイトが無いが、ひたすらトレースコーストルアーの向きを意識して、風ドリフトをやり込む。
途中で、Hさんの知り合いの方がボートで近づいてきてくださり、自分がボトムでロストしたルアーを回収してくださるという神対応をしてくださったうえ、自分が攻めていた付近に100匹は超えるバスが視認できるという情報をくださる
てゆーか、
え??そんなに居たの??
・・・それほどにバスが居るのにノーバイトとは。。。
朝から口を酸っぱくしっかりバスフィッシングをやりきってアプローチを合わせないとバイトはない、といっていたHさんの助言が身に沁みました。
バスが居ることは確実になったので、再びやる気を出してひたすらI字。
しかし、風が弱くなり、次第には北からの風に変化してうまく流せない。。。
●PM17:00
夕方になり、山に日が陰ると、いよいよ件のバスたちがワンサカ目の前に浮いてきてスクールで泳ぎ始める
一面にバスが散らばっているのが見えるのに、一向に口を使わない。。。
Hさん含めて、周りの数人のバサーもバイトなし。。。
これが芦ノ湖の洗礼なのか。。
●PM18:30
すっかり日も落ちて、もう真っ暗。
今日は1バラシで終了か。。。
と諦めていたのですが、芦ノ湖のルールとして、日没から1hは釣りをしてよいとのことなので、すっかり暗くなった残りのロスタイムは、これまでまったく出番がなかったミノーに切り替えて敢えて波動を出して巻く釣りにシフトしてやり切ることに
ようやく普段の気楽な釣りに近いスタイルになって内心ホッとしながら、シーバス釣りで慣れている暗闇の中をドゥルガで巻いていると、バイト??
かなり明確に何かに引っ張られましたが、ノらず。
いよいよ真っ暗になってきたところで、撤退を意識しながら立ち位置を変更してランガンしながら引き続きドゥルガを巻いていると、ボトムに当たった??というタイミングで、スタックの感じがグイグイ引っ張り出した!!キタよ
巻き合わせで⇒ノリました(=゜ω゜) ノ
「Hさん、来ました!!」
と叫びながら、朝のバラシが頭をよぎったので、強めに巻いて寄せてやる
フッ・・・
キ、切れだぁー
よりによって、スプットリング部の強度に若干の不安を感じながらも、横着して4ldフロロ通しの方のタックルでミノーイングをしていたのを失念しており、強めに巻いてしまった。。。
なぜPE+フロロ6ldの方でやらなかったんだろう。。
自分の選択、判断ミスが悔やしいです
●PM19:15
闇夜の中、無念のタイムアップ。
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初めての芦ノ湖釣行は、車に同乗させていただいた上、未明からガイドしていただいたHさんの期待に応えることができず、自分の不甲斐なさによる2バラシという非常に悔しい結果で終わってしまいました
掛けたサカナを取れなかったのは完全に自分のミスですが、それはそれとして、やはり芦ノ湖のバスは聞きしに勝るほどシビアでした。
普段のフィールドのバス釣りでは、およそ(釣れる)バスの居場所を見つけることで7~8割勝負が決まり、アプローチは大体のレンジとスピードがあっていれば、多少ずれていてもバイトがある、という感じだと思っていますが、蘆ノ湖のバスはそれでは全く釣れる気がしません。
(※放流バスは別みたいですが、いわゆるネイティブと呼ばれているバスたちが対象です)
間違いなく(大量に)バスは居るのに、バスの意識に合わせて、レンジ、スピード、トレースコース、サイズ感、カラーなど、大きなことから細かいことまでアプローチをアジャストしないと、絶対と言っていいほど口を使ってくれない難しさを痛感しまし、本当の意味でのバスフィッシングを突き詰めてやりきれるか、Hさんの整理された格言の意味を身をもって理解できました
自分の不甲斐なさでこぼしたバスの置き土産。。。
目の前に確実にいるのに自分のルアーには口を使わないバス達。。。
これは、もうリベンジ案件確定
※今回の芦ノ湖の経験を受けて、これからしばらくは普段の釣りの中でもvs芦ノ湖バスを意識して、釣りへの意識が変化していくと思います。
いい意味で正解へ昇華できないうちはしばらくスランプに陥って釣果が出ずに、ブログの更新頻度が減ってしまうかもしれませんが、どうぞ暖かい目で見守ってくださいませ🙇
さて、次はいつ芦ノ湖に挑もうかな
釣れてないのに、すっかり芦ノ湖のバスフィッシングに魅了されてしまいました
それでは、また。
こうご期待。