皆さんこんにちは。
今日は全国的に大雨ですね☔☔
週末に釣りを楽しみたいところではありますが、水辺とりわけ河川は増水すると非常に危ないので、安全第一で増水が落ち着くまでは無理して釣行しないように気を付けましょう!!
身体や命あってこそ釣りも人生も楽しめるのですよ
梅雨時期や台風シーズンはこういった具合にせっかくの休みに釣りに行けないこともしばしば。
予定していた釣りに行けないとフラストレーションがたまりがちですが、
そういった時には、
普段できないような釣り具のメンテナンス
リグやルアーのアレンジ加工
知見を増やすために勉強
など、フィールドに立っているとなかなか時間が取れず、いつかやろう・・・と伸ばし伸ばしになっていたことを行うチャンスです。
気持ちを切り替えて、前向きに捉えてみてはいかがでしょうか
というわけで、本日は釣りに行けない皆様へ
オエオエ棒の使い方
に関する記事をご提供させていただこうかと思います。
それでは、本題スタートです( ・ω・ )/
●オエオエ棒とは
そもそも、オエオエ棒とは何モノでしょうか?
という方もいらっしゃるかもしれませんので、まずオエオエ棒の概要を説明します。
オエオエ棒は、飲まれた針を外すための補助アイテムのひとつです。
※正式な”オエオエ棒”という商標うんぬんといった知的財産関連のくだらない話は、私のブログでは無視します
全長約25cmくらいの両端に大きさのことなる溝付きのヘッドがついているプラスティックの棒のことです。
販売価格は、ピンもキリもなくておよそ200円/本程度が相場です。
種類を問わなければ、ほぼどの釣具店にも必ず1種類以上は置かれていて、難なく手に入ると思います。
●オエオエ棒の役割
こんな見た目のオエオエ棒ですが、ワームの釣りで飲まれてしまったフックを比較的速やかかつダメージ少なめに外すためにはかなり有能なアイテムです。
スローなワームの釣りでは、ラインテンションを掛けすぎない誘いが故にバイトの察知が遅くなったり、ショートバイト対策として送り込んでみたりした結果、釣りあげたバスがワームを喉の奥まで丸飲みしてしまっていることも少なくありません。
↑根掛かりだと思ってしばらくアワせずに外そうとしていたら、喉の奥まで飲まれてしまったケース
写真は口の大きなラージマウスバスなので、まだ口から手やペンチを突っ込めばなんとかなりそうですが、特にスモールマウスバスは良型であっても口に突っ込んでの処理ができないことが多いです。。。
このように飲まれてしまった場合に、(私的には)避けてほしいこと
その1. 口元でラインを切ってリリース・・・
その2. 口からペンチやプライヤーを突っ込んでグシャグシャと喉の奥を搔き乱して出血多量で大ダメージ・・・さいあくお亡くなりに・・・
その3. エラ横からペンチを突っ込んで外す (←紹介されている方もいらっしゃいますし、スムーズにできればいいかもしれませんが、自分の経験的には手こずって時間が長くなるとエラに触れている分魚体がかなり弱ります)
これらを避けて、バスへのダメージを最小限にして飲まれたフックを外すことができるのが、オエオエ棒を使った方法だと思います。
●オエオエ棒の使い方
では、実際にどのようにオエオエ棒を使ったらよいかを、自分なりに説明します。
ただ、私よりも先に、動画やブログで分かりやすく説明してくださっている方もいらしゃいますので、まずはそちらのリンクを貼らせていただきます。
基本的な使い方は、こういった方々の解説をご覧いただいた方がわかりやすいので、私は自分なりにどういった意識で実践しているかという考え方も添えて、自宅でできるオエオエ棒の使い方練習方法を紹介しようと思います。
◆step1 準備
練習にあたり、まず用意するものはこちらです。
・オエオエ棒
・キッチン用ゴム手袋 (裏地に毛などがない、なるべく厚手のもの)
・ペンチ
・フック+ライン~50cm以上 (まずはオフセットフックで。慣れてきたらマス針へも挑戦してください)
・ワーム (実践を想定して、しっかりフックにセットします。)
◆step2 飲まれを模擬
ゴム手袋の口を20cmほど織り込んで、ワームをセットしたフックの先端を出して刺します。(仮想的にフッキングします)
このとき、なるべく肉厚にかかったことを模擬するため、2重にフックを刺して抜けにくくします。(私は4重でやりました)
口をもとに戻せば、
ホラ、丸飲みです(´∀`*) (笑)
◆step3 ワームをずらす
ここから以降は、実際に飲まれた際の外し方の手順パートになります。
まず、いきなりオエオエ棒を突っ込むのではなく、ワームをずらしてフックの部分から遠ざけ、フックを外しやすい状況を作ります。 ←自分なりのコツその①
ペンチでワームのボディを掴んで、
メインラインを伝ってフック(バスの口)から大きく遠ざけます。(オエオエ棒の全長以上に遠ざけます。)
※うまくずらせない場合は、ワームを壊すことも厭わず、とにかく作業スペースからワームをなくしてください。
ワームがフックの近くにある状態でもうまくやればはずせるのかもしれませんが、時間がかかったり失敗するリスクを高めてしまうので、刻一刻を争う救命の場面では急がば回れで、外しやすい状況を作ることが結果的に時間短縮に繋がると感じています。
自宅練習の際には、一度ワームをズラさずにやってみて、是非とも違いを確認してみてください。(実践では、救命を優先したいので、自宅練習にてお願いします。)
◆step4 オエオエ棒を装着
いよいよオエオエ棒をバスの口に突っ込みます。
ちょっと写真がわかりづらいのですが(そのうち改善しておきます)、オフセットフックであればパーツの大きな方を突っ込みます。
※ゲイブが小さなマス針の場合は、小さいほうのパーツを突っ込みます。
先端の溝にオフセットフックのゲイブの内側をハメる感じです。
◆step5 ラインを張って握る
step4のゲイブに先端の溝をハメた状態を維持したまま、メインラインを引っ張ってテンションを掛けます。
そして、ちょっとコツが必要なのですが、張ったラインを利き手で握り込んでテンションを緩めないようにしたまま、オエオエ棒の反対側を握ります。
握った部分~フックまでのラインが棒の部分の4つ溝に沿ってピンと張った状態であることが大切です。←自分なりのコツその②
◆step6 押し込む
step5のラインを張った状態を維持したまま、利き手ではない方のフリーな手でバスの口を掴み、オエオエ棒をノドの奥側に押し込みます
この時が皆さんにとって、一番のカベになると思います。
なんせ、ただでさえ飲み込んでいるフックをさらに窮屈そうなノドの奥まで押し込むのですから・・・
余計に状況が悪化しない?? 窒息しない?? 大丈夫か??
と、本能的に躊躇してしまうのもしかたないと思います。
ただ、冷静に考えると、、、
バスはエラで呼吸しているので、喉の奥に棒を突っ込んでも息が苦しくなることはありません。。。よね??
喉は、食道の役割のみです。
ノドの奥をいじると、やり方が雑だと出血や傷はダメージを与えてしまいますし、一瞬気を失ったように動きが鈍くなる個体も少なくない気はしますが、少なくとも呼吸器(エラ)をいじめるよりは遥かに安全なはずです。
名前こそ、オエオエ棒ですが、バスがオエっとえずくことはないので、そこはためらわずに押し込んでください←自分なりのコツその③
次に、さらに奥までフックを押し込んでしまうことに対する恐怖心についてですが、、、
安心してください!!
オエオエ棒はしっかりとフックポイントを隠してくれますので。
ラインテンションを緩めるとダメなんですが、しっかりライン張っていれば、オエオエ棒を押し込んでフックの刺さりが外れた瞬間から、ラインアイの方向に引っ張られることで上記の写真のようにゲイブか針先が内部にホールドされた状態になり、再び何かに刺さることはりません。
しつこいようですが、この状態からラインテンションを緩めると、ホールドが崩れてしまいますので、テンションを握った利き手は緩めないように!!
押し込んでブチっと針が外れたら、上記のホールド状態になっているので、そこからは恐る恐るでいいので、テンションを握った利き手をそのままにゆっくりとバスの口から、オエオエ棒の先端を取り出します。
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ハイ、ちゃんと外れました
※このようにうまくやれば、フックを劣化させることなく外すことができますが、もしラインテンションを張り続けてホールドすることに自信が持てない場合は、step4(装着)のまえにペンチでカエシを握りつぶしておくと、万が一再び刺さってしまっても抜けやすくなります。
フックのカエシは使えくなってしまいます(バーブレスで使うか、廃棄するかになります)が、魚体を保護できなかった際に背負い込む罪悪感と天秤にかければ、安いはずです。
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わかりやすく解説できているかどうかイマひとつ不安ではありますが、紹介は以上になります。
飲まれハズしは、理屈ではわかっていても実際に手を動かさないと上達しないものです。
上達するまでに、わざと飲ませて練習するわけにいきませんし、実際の釣り場でワームを飲まれてしまうと、時間と心に余裕がない状況から始めなければならないので、慣れていない方は軽くパニックになりがちです。
実際に飲まれた場面以外で練習する方法はあまり紹介されていないような気がしますので、たまたま私の記事をご覧になってくださった方で、飲まれた場合の対処に不安を感じていらる方は、ぜひゴム手袋を使った方法で外す手順と感覚を掴んでみてください
(※もっと適切な練習用の素材があったら教えてください!!)
オエオエ棒は、価格が安いので是非とも購入していただき、ちょっと長さはありますが決して重くはないアイテムなので、飲まれた際にダメージの少ないリリースができるように是非ともバッグに常用していただければ幸いです
飲まれてもなんとかなる・・・という自信が持てれば、アワセのテンポや釣り方などをためらわずに済むこともあり、結果的に獲れる魚を増やすことに繋がるかもしれませんよ
それでは、また。
こうご期待。