ブログ村に参加しています。ぽちっと押していただけると
うれしいです。
石破首相はトランプ大統領と会談が持てるよう動いています
が、どうもトランプ大統領側は望んでいないようです。
安部元首相の時は真っ先にトランプ大統領と会って
信頼関係を築けましたが、今回はそうはうまくいっていま
せん。日本の前途は多難です。
こんにちは!
靖國神社遊就館へ行ったつづきで、今回はリットン調査団に
ついて書いてみます。
リットン調査団とは、国際連盟におかれた調査委員会です。
正式名称は国際連盟日支紛争委員会です。
1931年の9月に柳条湖事件が起こったため中華民国
国民政府は国際連盟に助けを求めました。
そこで事実関係を解明するために設けられた組織が
リットン調査団です。
この調査団は1932年2月3日フランスの港を出港し、
アメリカでマッコイ将軍を乗船させます。その後太平洋を
横断し2月29日横浜港到着。日本政府や軍部の人と会い
中国大陸へ渡ります。上海、南京、漢口、北京等を視察し
4月に満州に入ります。1ヶ月ほどじっくり調査をした後、
再び東京に戻り、その後北京で報告書の取りまとめを
行います。9月には英国に戻り、10月に報告書が
国際連盟理事会へ提出され全世界の人たちにその内容が
知られることになります。
大まかな内容は、満州国は日本の軍事力で支えれれており
満州国に住む人々の総意で独立を勝ち取ったとは言えない。
柳条湖事件やその後の日本軍の行為は自衛的行為を
著しく逸脱している。
日本が満州国に持つ権益は認められるべきであるが、
現状起こっている日本の武力行使、支那のそれに対する
不買運動が続く限り真の平和は訪れないであろう。
日本が満州に持つ治外法権はいずれ見直せばよい。
また解決に向けて、満州は非武装地帯とし国際連盟監督下の
特別警察機構が満州の治安の維持にあたる。
日本と支那は通商条約や不可侵条約を結ぶべきであり、
ソ連も加わりたいとの意向があればそのように対処すること
が望ましいとしています。
このように必ずしも日本に不利な内容ばかりではなかった
ものの、日本側の主張である満州国の国際的な承認について
は認められなかったため日本は戦争への道を突き進んで
行きます。
以上、靖國神社遊就館へ行ったことについて書いて
みました。