ティファニーブルー

 

ティファニーブルーとは、なにもティファニーから宝石を購入した際の箱の色を指しているのではありません。ティファニー社が企業のイメージカラーとして、この色を選んだ理由は、天然石(とりわけ青に由来する天然石)を愛してやまないからだと思っています。その証拠に、作品には海等のイメージに代表される青い宝石がとても多いので理解できます。

 

 

 

 

 

 

またティファニー社は、宝石としての綺麗な青は、サファイアだけでないことを主張しているところが素晴らしいと思います。会場では青を作るバリエーションとしてタンザナイトの作品が数多く目に留まりました。この時代からタンザナイトにいち早く目を向けて、タンザナイトの1番有名なプロモーターになっていることもすごいのです。残念ながら今ではタンザナイトの山が閉山ししまい、原石にしても馬鹿みたいに高い石になっています。


私もタンザナイトを幾つか持っていますが、値段が普通のアメジストや水晶の10倍から100倍します。しかもティファニーの作品もそうですが、クラックに近いような雨模様、つまり柱状模様のようなシワがあることが特徴です。よく販売サイトでガラスのようなタンザナイトを低価格で見かけますが、多くは偽物です。

 

これが本物のタンザナイトです。下の写真は展示会のタンザナイトです。

 

私には、これ程濃い青のタンザナイトを手に入れて加工することは金額の上からも無理ですが、持っているタンザナイトでアクセサリーを作ってみました。下の写真がそうです。どうしてもクラックの入りやすい石で、逆に入っているからこそ本物だとわかるのです。光のあて具合では、ティファニーと似た感じの青を出せます。



しかしながら、透かすと下の写真のようにクラックが目立ちます。本物でかつオイル浸透させていないものは、通常こういう感じになるのです。このように写真を撮らない方がいいのですが、あえての写真です。

 

 

 

 

 

 

WEBで、「タンザナイトの原石」を検索すると似た感じのものが沢山出てきます。しかしながら加工されたものにはクラックが入ったものが、あまり出てきません。オイル含浸処理の話は根深いのです。



この作品は、販売サイトにも掲載しています。

norimar (thebase.in)