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昨日の夜の帰り道。

一日中細かい数字の書類と図面とパソコンのディスプレイをいったりきたり凝視して疲れきった眼をなんとかしたいと、眼鏡を外したまま自転車に乗りました。

ヒンヤリした夜風、前がよく見えない恐怖感から出せないスピード、視界に散りばめられたカラフルなクンショウモのような光。

少しすっきりしてきた頭で、「そうだ、この景色を撮っておこう」と思いつくも、この打ち上げ花火のような壊れた光の景色は視力0.2乱視付きの自分だけの景色だと気付き、出しかけた携帯を仕舞う…。


次の信号待ち、はた、と思い立って、結局携帯のシャッターを押す。




自転車を漕ぎながら、おおげさにも命=魂とは何か、を漠然と考える。

肉体は単なる「うつわ」で、それに魂が乗っかっているだけなのではないか、という意識が、ずーっとあって、魂はあの世とこの世を往復しており、車を選ぶみたいに自分の魂をのせる「うつわ」を選んで、それに魂を乗せて、われわれはこの世にいる。

外界と魂の間をフィルターのように遮断する「うつわ」が違うから、同じ景色も人によって見え方が違う。

自分の見ている世界を他の人と共有することは、どれだけ難しい事か…。



見ている世界の共有ということだけ考えると、写真よりも絵の方が描いた人の主観を反映させやすいかな、などと考えてついたところで帰宅。




ゴールデンウイークもおわり、五月病真っ盛りの季節になりました。幸い?忙しくて五月病になっている暇もないわたくし海苔丸でございます。
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元直属の上司で、公私共々大変お世話になったO所長が、定年を前にして亡くなりました。

半年ほど前に療養中と聞かされ、ずっと心に引っかかっていたのですが、桜の散る頃に帰らぬ人となってしまいました。

故人の意向で葬儀は近親者のみで…とのことでしたが、別の元上司や同僚と相談した上、葬儀に出席しました。

O所長は、地震と津波の被害に心を痛め、ふるさとの今後をとても気にしていたということです。

仕事に対する姿勢、柔軟な発想、部下への優しさ、男らしいいきざま、たくさんお手本を見せてくれました。

お酒と矢沢永吉を愛したO所長。サントリーのCMの、矢沢が歌う「見上げてごらん夜の星を」を聴く度に、どこからか「頑張れよ」と言われているようで、涙が出そうになりながらも、「頑張らなきゃいかん」という思いを新たにするのです。



さて。震災から2ヶ月が経とうとしています。

震災に関する報道写真集などが多数出版され、どこでどんなことが起きて、現地の人たちはどんな思いをしたのか、写真や活字でより詳しく知ることができるようになりました。

改めて突きつけられる現実に押しつぶされそうになりながらも、家族も住まいも家財も仕事もすべて無事で、当たり前の生活ができる幸せをかみしめています。

自分ができること、やらなくてはならないこと(まずは仕事)、もっともっと頑張らなくては、と思うのです。
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仙台市中心部の、市民広場でゆずがライブをやっているようです。

職場がすぐ近くなので、街に響くゆずの歌声を聴きながら、お仕事中。