2023年1月1日
2023年になった。新年になったが、ずっと病院にいるので年明けという感じはなかった。
病院内は当番の看護師や当直の医師のみで静かなものだった。
2023年1月3日
カリウムを飲んだ後から頻繁に不整脈や動悸がするようになった。
栄養不足が原因かと思われるらしいが真偽のほどはわからない。
動悸が続くので、今日は循環器内科の先生に来てもらい、脈を落ち着かせる注射をしてもらった。
これにより200近くあった脈も120くらいまで落ち着いた。
2023年1月4日
仕事始め。11月半ばから付き添いを始めてもうすぐ2ヶ月になる。コロナ禍でリモート勤務が可能な会社には感謝しかない。
2023年1月5日
今日は午後から主治医が来て、年末に行った抗がん剤に対する副作用がひどく出るかの血液検査の結果を報告をしてれた。結果としは陰性であり、特別、副作用が出やすいという事はないとの説明だった。
また、明日から抗がん剤が開始できるとの説明があったが、三連休を挟むので何かあった時に主治医の対応が難しいため、三連休後の10日から抗がん剤治療が始まる。
2023年1月10日
今日から抗がん剤開始の予定であったが、白血球の数値が4万を超えていたため、感染症の疑いがあるという事で延期となった。
感染症を調べるために血液検査を行った。
2023年1月11日
血液検査の結果を待つよりも早く治療に入ったほうが良いということで、今日から抗がん剤が開始となった。
制吐剤を2種点滴した後、イリノテカンという抗がん剤を点滴で開始した。
幸いにも彼女は点滴中は寝ていたので特に怖がるような事はなかった。
抗がん剤の効果があるのを期待したい。
2023年1月12日
今日は昨日と変わらず起きられない状態が続いている。
まだ抗がん剤二日目だからそんなに劇的に効果は表れないのだろうか。
2023年1月20日
義父が久しぶりに義母と一緒に病院まで彼女のお見舞いに来てくれた。
お見舞い時間が限られるのと、実家から大学病院まで遠いため、なかなか来られないようだ。
心エコーと心電図検査があったが、長く時間がかかった。
2023年2月4日
相変わらず吐き気はするし、眠気があるらしい。1日のほとんどを寝て過ごしている。
2023年2月8日
今日は今後の抗がん剤について、続けるかどうかの確認が主治医よりあった。
彼女はもうこれ以上は体力的にも精神的にも無理だとはっきりと告げたことにより、ホスピスへの転院が望ましいとなった。
最初は放射線一択しか希望していなかった中、よく3回も頑張って抗がん剤を受けたと思う。
2023年2月9日
呼吸が大変らしく、酸素マスクをつけるまでになってしまった。今日はいつもならリハビリを頑張ってしているところ、全くできない状態でリハビリの先生にはそのまま帰ってもらった。
2023年2月10日
朝から酸素吸入をしていたが、午後から苦しさを訴え、不整脈により心拍数が185まで上がった。
CTの撮影を行なったところ、胸水や肺に水が溜まっている事が分かった。
心拍数を下げるために循環器内科の先生が来たり、胸水を穿刺で抜こうとしたが、気胸になりそうなため中止となった。
主治医の先生から呼吸が弱まっているため、今日か明日が山との説明を受けた。
義父に連絡したところ、最初来る予定にはなかったが、急遽病院に来てくれた。