のりまきの気持ちよかった話なう

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PAUSE -STRAIGHTENER Tribute Album-

 

どうも、僕です。ストレイテナートリビュートアルバムのレビューの続きです。

レビューというか、聴いてみてからの感想作文に近いかも?(笑)

 

8. シンクロ(THE BACK HORN

この曲の全ては、最後の歌詞「あの日の約束は果たせなかった それも今では僕の一部だ」に凝縮されていると言っても良いだろう。人は誰しも過去を後悔したり、自分を肯定できなかったりという弱さを持っている。そうした弱さに焦点を当て、それも今ここにいるを形成する1つの要素であると受け入れること。THE BACK HORNの大きな特徴の1つがボーカル山田将司の声である。しっとりとねっとりと彼が歌い上げるシンクロは、この曲で表現されている人間臭さが非常によく出ている。曲の最後にボーカルの余韻の残し方が個人的にとても好きである。

 

9. REMINDERMy Hair is Bad

トリビュートへの参加アーティストを見た時に、「えっ?なんで??」と思った。僕の主観でいうと、ストレイテナー要素を全く感じなかったので。曲を聴いてみると、BPMも全然違うし前奏から完全にマイヘアが演奏しているし、ボーカルも椎木である。最近こういう感じうけるよなぁと。メロの、歌うというより早口で語りまくるのも正直僕は苦手なタイプだ。ただそこにREMINDERがある。要はREMINDなんだって。とても不思議な感覚。よくよく聴くと原曲で使われているフレーズが忠実に再現されていて、そうした点からマイヘア流のリスペクトを感じる。要はREMINDなんだって。あと、休符の使い方が好みなので曲全体がスッと入ってくるというのも大きいと思う。どうにもマイヘアの曲がいまいち体に入ってこないと思っていたが、この曲でガラッとイメージが変わった。マイヘアの曲をきちんと聴いてみようと思うしライブで彼らを見てみたい。

 

10, SENSELESS STORY TELLER SONYASIAN KUNG-FU GENERATION

原曲は2001年に発表されたもので、ホリエとシンペイの2人時代のもの。僕自身、ストレイテナーを聴くようになったのは6年前の2011年で、オールドファンではないしアジカンがこの曲をやると知るまでにiTunesの再生回数は6回しかなかった。でもこの曲をアジカンがやるというのを知って、とても嬉しかった。単純な4/4拍子とかじゃなくて変拍子というか曲の中で変化が多く、当時はギターボーカルのホリエとドラムのシンペイだけという構成はシンプルなものであったが、その中でもそういう意味で複雑な曲である。この曲を選択したのはゴッチ(決めたのは彼だと思う)の少し変な性格が出たのかなと()。聴くと、さすがアジカンだなと思う。ドラムのリズムにコードで引くギターを乗せるという原曲を残しつつ、ベースももう1人のギターも主張しすぎず、いいアクセントになっている。メロでは少し低めでサビにキーが高くなるボーカルもゴッチにとても合っている。個人的にこのアルバムの中で1番ストレイテナー愛を感じる曲かな。

 

 

 

 

11. Farewell Dear Deadmanthe pillows

原曲は、アルバム「Dear Deadman」の最後に収録されている曲。ホリエがthe pillows山中さわおと飲みに行った時にトリビュートの話が挙がったことがきっかけでこのアルバムが作られた。この曲のようなミドルチューンはピロウズによく合いますね。原曲ではコードで弾いていない箇所も主にコードで引いているところで発せられる音からピロウズらしさを感じる。前奏のギターが入った瞬間に、「あ、ピロウズだこれ」と。原曲を意識しながらも、元々ピロウズの曲だったのでは?と思ってしまうようなアレンジで、それなりに紆余曲折ありながらもこれだけ長く支持され続けるバンドの強さを感じる。しれっと自分たちの音にしちゃった。とてもビールが飲みたくなる曲である()

 

12. SAD AND BEAUTIFUL WORLD(ストレイテナー)

2013年にメジャーデビュー10周年を記念し、「21st CENTURY ROCK BAND」と銘打って行われた武道館公演。それに向けて行われたファン投票で1位を獲得した(BLOGによると、ぶっちぎりだったようだ)のがこの曲である。その武道館公演で彼らが演奏したリメイクバージョンが収録されている。このアレンジの中で最も大きく進化したのは、シンペイのドラムではないか、と。元々はハンドマイクを顔の横にセットして横向いてコーラスをするスタイルから、ちょうど2013年の武道館公演の頃にワイヤレスのヘッドセットマイクに変え、叩いている音が変わった。ライブできくと、その力強さと安定感が増したと感じる。曲を制作する際にもそうした部分が影響しているのだろう。ピアノから始まり、ベース、シンバル、ボーカルと静かに乗っかっていき、とても綺麗な音の空間が広がっていく。そこからオレたちが21世紀のロックンロールバンドだ!!という雄たけびが聞こえてくるようなロックチューンに一瞬で変貌する。その冒頭で放たれるOJのギターとシンペイのドラムが、もう…めちゃめちゃかっこよすぎる。ストレイテナーは常に彼らが鳴らしている曲が最高だ!と思うのだ、僕は。2018年でメジャーデビューから15周年(結成20周年)を迎える。「武道館やるので好きな曲選んでください」と言われて、最近のライブで多く演奏される定番曲でもなく、初期に発表された名曲たちでもなく、(2013年の武道館公演から)8年前のアルバム曲をぶっちぎりの1位で選んでしまうようなコアなファンに愛し続けられる所以がこの曲リアレンジされたSAD AND BEAUTIFUL WORLDに詰まっているのではないだろうか。

 

アルバム全体を通して「愛しかない」という言葉がとてもぴったりである。さらにそれぞれのアーティストが自分たちなりのアレンジをして演奏して歌う。ストレイテナーのトリビュートアルバムが発売されたということが、1人のストレイテナーファンとしてとても嬉しい。参加アーティストできちんと曲を聴いたことのあるバンドはあまり多くはないが、そのバンドの曲を聴くきっかけにもなった。

何度もこのレビューの中で書いているが、ストレイテナーはメジャーデビューから2018年で15周年を迎える。その中で多くのファンが付いたり離れたりまた戻って来たりしていると思う。その中で僕はファン歴がそこまで長くはないが、1番好きなアーティストは?と聞かれて「ストレイテナーです」と知っている人知らない人関係なく自信をもって言えるバンドである。彼らにはずっとそうあり続けて欲しいし、そうあってもらえるようなファンでありたいな、と強く思う。