2010年、名古屋においてCOP10(第10回締約国会議)が開催され29日閉幕し、名古屋議定書が採択された。生物多様性締約国会議(Conference of the Parties to the CBD)を指して使われますが、一般に、条約ごとに締約国会議(COP)が設置されます(日本では気候変動枠組条約のCOPが有)。後に開催回数をつけて、「COP10 (=第10回締約国会議)」などと呼ばれます。







 COPは条約の最高決定機関で、生物多様性条約では条約の第23条に設置が定められています。締約国の決議には、すべて国のコンセンサス(同意)が基本です。


多数決でもなく、国の資源や経済の規模に応じた配分もありません。自分の国の資源は自分で使い方、守り方を決めるという原則があるからです。結果として、今回のCOP10の決議にも多くの時間と労力が割かれることになった。







 今回の締約国会議が無駄な労力にならないよう、わたしたちが環境や世界に目を向けて関心を持ち、身近なことから行動を起こして行かなければならないと思う。





※シービーディー (CBD)


生物多様性条約(Convention On Biologidal Diversity)のこと。


頭文字を取ってCBDと略称されます。







※コップ (COP)


条約に批准した国々が集まる会議のこと。ここでは、生物多様性条約締約国