2023年10月6日
さて、京都国立博物館の後、寄ったのは
「智積院」(ちしゃくいん)です!!!
ここは日本庭園もすごーーーく美しいし、
宿泊施設があるので、いつか泊まってみたい!
しかしながら、今年の始めごろに行った時には、
境内は絶賛工事中でしたが!!!!
美しく完成されてました!!!
前と全然ちが〜〜〜〜う!!!
こんな通路にはなってなかった!!!
参道には植物も美しく植えられていて、
整備されてます!
進んでいくと、ここは変わってなかった!!!
ここには、仏足石もあって!!!
触ってみたら、太陽の熱を吸収して、
深い深い温かみがありました!
そして、本堂!!!
写真だと小さく見えますが、
とてもとても大きい!!!
風が少し吹いていて、心地よかったです!!!
京都って人が多くて混雑してて、大変だ!と
言われているけれど、
確かに繁華街あたり、そして場所によっては
混んでるのかもしれないけれど、
私が行くところは、人が少ないかも(笑)
ありがたいありがたい!!!
ああ、ここには、
弘法大師(空海)を拝することのできる
「大師堂」もあります!
だーれもいらっしゃらないので、
空海さま、独り占めーー!!!!!!
ちなみにここは、真言宗智山派です!!!
西宮市にある神呪寺は、京都・仁和寺と同じ
真言宗御室派です。
この同じ宗教なのに、派が違うというのは、
どういうことなのかな。
まだまだ勉強が足りずです
のれん分けのような?系列とか?
いつの間にか、細かく分かれてしまった?とか?
また学びを深めようと思います!!!
あ、弘法大師像の背景の空が、
とてもとても美しくって面白かった!!!
紅葉はまだでした。
でもタネがあちこちに!!!
タネは羽がついてて、プロペラのように
くるくるくる回りながら落ちます。
教えていただいた時には、感動でした。
まあ遠くまで!の意味もあるんでしょうけど、
美しいことです。
さてさて、・・・・お参りしたあと向かったのは、
新しくなった「宝物館」です!!!
前回行った時には、
もう旧宝物館での展示は最後ということで、
柵はあったものの、ガラスなどなく
目の前で、作品を鑑賞することができました!!!
センサーが稼働していて、ちょっとでも柵を超えると
機械音がなってましたけど!(笑)
でも、ガラスケースなし!!がとてもよかった!
でも、新しくなったからには、
あんなアナログな展示方法はないだろうと・・・
なんせ宝物館というよりも、国宝館と名付けてもいい
素晴らしい展示の数々!!!!
どんなふうになってるのか楽しみすぎました!!!
新しい宝物館は、チケットも自動販売機になってて。
様々な言語にも対応できるように。
グッズまで自動販売機でした。
(慣れてないので選びづらかった!)
そしてチケット!!!
そう、ここには、チケットの向かって左側の
長谷川等伯「楓図」(国宝))と、
等伯の息子、
長谷川久蔵「桜図」(国宝)も
展示されているんです!!!
中は、真ん中に背もたれのないソファ椅子があって
360度、作品に取り囲まれる空間になっていました!
薄暗いなか、全てが国宝で!!!
スンバラシイ空間になってました。
スゴーーー!!!!
改めて作品をじっくり見ると、
やっぱり長谷川等伯の作品はすごいです!!!
色の濃淡、筆使い、細やかさは、さすが!です。
天才絵師です。本当に。
豊臣秀吉が、息子が亡くなり、
その菩提寺として建てた「祥雲寺」。
そのお寺の障壁画を任せられたのが、
長谷川等伯をトップとした長谷川派!!!!
(この智積院にある作品は、祥雲寺から
受け継いだものです)
当時、狩野派の全盛期が続き、
ずっとトップに重用されていたのに、
この時、ちょっとだけ後退していたそう。
そこに入ってきたのが長谷川派
そして息子・久蔵くんの才能は素晴らしく
将来を期待されていた人でした。
天下人が注目し、天下人に選ばれし一派!!
狩野派の焦りやヤキモチは、
いかほどだったでしょう。
が、久蔵くん、28歳で亡くなります。
狩野派による毒殺説もあり、
それくらいの急死だったそう
将来を期待し、あとを継がせようと
思っていたに違いない・・・
等伯の悲しみはいかほどか。
息子に先立たれるだけでも悲しいことなのに
で、狩野派はまたその後、
盛り返すんですよね。
狩野派にヤキモチを焼かれるほどの
素晴らしい作品の数々!!!
久蔵くんの作品も、
素晴らしすぎなんですけど、
等伯ほどではないかもしれません。
でも、充分すぎるほど才能が見える作品で、
確かに行く末が恐ろしいし、
狩野派がその才能を恐れるのもわかるし・・・
私はこの「桜図」のポストカードをずっと
手帳の表紙にしていました。
そして持ってるのに、また買っちゃう!という(笑)
好きです!!!の気持ちを込めて。
「松に秋草図」は等伯の作品です!
これも本当に本当にスンバラシイ!!!(国宝)
ちなみに、私は日本美術の中で、
好きな作品は?と言われたら・・・
長谷川等伯の「松林図屏風」(国宝)
も挙がります。
この作品を初めて見た時には衝撃で!!
涙が止まらなかった!!!!
すごすぎて。
またいつかお目にかかりたいです!
ちなみに、宝物館では・・・
開催中で、弘法大師が日本に持ち帰ったとされる
両界曼荼羅も展示されていました。
(実際に持ち帰ったものではないと思われますが)
さて、御朱印もいただきました!!!
両方とも、智積院です。
さてさて、この日は
この智積院から、京都河原町まで歩きました。
この散歩がまた楽しかった!!!
あ、うちとおんなじ「月鉾」のちまき
というお家もありました。
(やっぱり袋のまま飾ってらっしゃる!
うちはむき出しです!(笑))