朝一番で
『JOKER 』(ジョーカー)を。
恐ろしかった。
そして、ただただ、ただただ、哀しかった。
哀しみの方が大きい。
作中で、
何が現実で、何が妄想なのか架空なのか
わからなくなったりしたけど
一本の道のようなものが通ってるので
見失うことはありませんでした。
全てはラストに!!!
この前の映画で「衝撃のラスト」ということで
ブラッドピッドたちがハチャメチャにしたラストの衝撃よりも(笑)
この作品のラストの方が 何倍も数倍も衝撃でした。
社会の狂気 と、社会が産んだ狂気 との対峙。・・・かと。
R-15指定がついているけれど、確かにこの作品は難しい。
感受性の強い子にはオススメできないかもしれません。
引っ張られてしまうかも。
私は精神を病むという経験が今までにないけれど
こんなことになってしまうのか・・・と。
映画館を出て、ガーデンズを歩いていたら、
平和な世界が広がっていてホッとしたり、
逆にみんなピエロに見えたり・・・
アカデミー賞、獲るだろうな〜
主演のホアキン・フェニックスの主演男優賞は確実かと!!!
(まだノミネートもされてないけど!笑)
まあ名演技でした。
耳から離れません、あの笑い声と顔。
ちなみに、映画館を出てからガーデンズの広い個室のトイレで着替え
お昼ご飯を買ってからテニスへ。
さっきまで浸りきっていた世界と、
この目の前の世界があまりに違いすぎて
しばらくボーッとしてしまったくらい。
ああ、本当に哀しい作品。
「悲しい」にはただただ自分の気持ちで涙が出るけど、
この作品で感じた「哀しみ」は、そういうものではありませんでした。
苦しくて、滲む感じ。