梅雨の晴れ間の昨日は
急に気温が上がって
蒸し暑い一日でしたね
三重の実家に
一泊二日で帰るとき
いつも感じる不思議
それは
時間の流れの変化と
空気感の違いです
新幹線で名古屋下車して
近鉄に乗り換えて
車窓から見える
平坦な田園風景を眺めているうちに
時間はまるで手に取るように
ゆっくり流れ始めます
電車を降りると
空気はゆったり
あまく優しくて
知らないうちに
深呼吸している自分がいて
インターネットが普及して
時間のスピードが
圧倒的に加速する中
何十年も
変わっていないように見える
その景色は
私にとってオアシスです
そして
実家を後にして
東京に戻るとき
まるで録画した画面を
再生速度上げながら
戻すみたいに
時間は滑り始めて
空気は密度を増してゆきます
新幹線を降りると
歩くスピードまで早くなって
その変化は
私にとって必要で
そのどちらも
愛すべき時間です
今は亡き祖母の
桐の箪笥で見つけた
きれいな小物入れを眺めながら
そんなことを思う
今朝です
HAVE A GOOD DAY